2014年10月31日金曜日

2014.10.31 加藤昌治 『考具』

書名 考具
著者 加藤昌治
発行所 阪急コミュニケーションズ
発行年月日 2003.04.04
価格(税別) 1,500円

● 5年前に買って積んどいた。読んでみればめっちゃ面白かった。広く読まれているんだろうね。2008年3月で27刷だから。
 ジェームス・W・ヤング「アイデアのつくり方」と並んで,企画マンのバイブルのような存在になっているのかも。

● 読みものとしても面白い。スラスラ読んでいけるように工夫されている。ぼくは企画で生きている人間ではないから,まぁ,お気楽に読んでしまった。

● ビジュアルの重要性が何度も説かれる。

 メモを取る,となったらまずほとんどの方々は文字のメモのことだと思われるでしょう。それを絵メモにしてみる。人に見せるものではありませんから,うまい下手は関係ないです。 あるいは絵と文字が一緒くたになった複合型のメモ。ビジュアルで描くことに慣れると本当に役に立ちます。(p64)
 アイデアを探し続けるわたしたちにとっては,1種類のボールペン×10本よりも,10種類のボールペン×1本ずつ,の方が可能性が広がるんです。多種多様な要素を併せ持つ感覚をどこかでもっていたいなあといつも思います。(p65)
 実際の企画はどんなものであれ,企画書を飛び出して,生き生きとして動くもの,立体的なものです。アイデアを考えるとき,そして企画にまとめていくときには,理想型のイメージを立体的に描いてください。ビジュアルで考えてください。(p178)
 「絵にならないもの」は企画として成立しません。企画が実施されたとき,何がどうなっているのか? 何かを製作したとしたなら,それはどんな姿・形をしているのか? プレゼンしているあなたがイメージできないのに,話を聞いただけの相手が想像図を頭の中でうまく結べるはずありません。(p179)
 ビジュアライズは企画化作業の奥義かもしれません。絵にさえできてしまえば,5W1Hに整理することも簡単だし,タイトルだってつけられそうです。ビジュアライズ,本当に重要です。(p181)

● 直線思考はダメだよというのも強調される。あっちに行き,そっちに跳ぶ。それに逆らうな,ついていけ,ということ。

 わたしたちがこれまで受けてきた教育はかなり一直線的なパラダイムに支配されているようです。順番をしっかり守るパターン。しかし「考える」という知的作業は,その反対。行きつ戻りつすることが頻繁に起こります。行きつ戻りつの試行錯誤がない企画もまたパワーがないのです。迷う=複数の選択肢の可能性に自分を置いてみることは大事です。創造性がない,と言われる背景には,こうした選択肢があまりに少ない環境で結論を出してきたことにもあると感じます。(p103)
 ポストイットにネタ素を書き出している最中にいいことを思いついたら即,そっちに取りかかってください。そのままそっちに行きっぱなしで構いませんから。(p106)

● パソコンより手書き。

 まず紙を1枚。普通のノートのように綴じてあってページが切り離せないもの,横罫のものは避けた方がいいと思います。この時点で紙に落としていきたいのはアイデアのエッセンスであって,文章ではありません。左上から書く必要はありませんし,やめた方がいいです。(p92)
 様々なアイデアの素を頭の中から拡げ出していくときには,スピードとフレキシビリティを大切にしたいです。なので最初からパソコンを使うことはあまりお薦めしません。メモ書きと同じレベルで,手書きで大らかに書き出していきましょう。(p92)
 パソコンは単なる入力装置。様々な情報やヒントがインプットされ,アイデアとしてアウトプットされるのは,あなたの頭の中。最新機種を追いかけてばかりではダメですよ!(p140)

● その紙は惜しみなく使うことも大切。

 両親から,また学校でも紙を無駄にしてはいけないと教えられた気がします。でもアイデアを出す上では,それがとても邪魔になってしまいます。意識改革してください。紙はじゃんじゃん使ってください! 環境のことを考えるなら,コピーの反故紙をどっさり使いましょう。わたしもそうしています。(p97)

● 考具のひとつに“マンダラート”が紹介されている。ぼくは『スマホで捗るライフハック』で発想技法に対して揶揄するようなことを書いてしまったんだけど,著者は“マンダラート”をしっかり評価している。使ってもみないで揶揄してはいけないね。
 が,スマホじゃなくて紙を使った方がいいんだとは思うけど。 

● ほかに,ふたつ転載しておく。

 アイデアのヒント・要素は作り出すのではなく,探す・見つけるという捉え方の方が正解です。(p147)
 アイデアに行き詰まったら,質問,問いかけを拡げまくる。あなたの脳は,必ず応えてくれます。(p212)

2014.10.31 SARASAのヌルヌルな滑らかさ

● Preppyのブルーブラックでは方眼に負けてしまうような気がして,いろいろ試したあげく,方眼セリスキンにはZEBRAのSARASA(0.5㎜ ブルーブラック)を使うことにした。
 ところが,方眼を罫線のようにして書いてますよ,と。5㎜方眼だからC罫に書いているのと同じですよ,と。

● だったら,つまりこれほど窮屈に書くんだったら,0.38㎜のシグノを使う方が理に適うんじゃないかと思いましてね。
 ちょこっとシグノで書いてみたんですよ。

● でも,速攻でSARASAに戻した。書き味が違うんですね。SARASAの方が柔らかいというか,優しいんですよ。手に返ってくる力が鋭角的じゃないんです。これだけの違いがあっては,SARASAを使い続けるしかないでしょ,的な。
 シグノとSARASAの違いというより,0.38㎜と0.5㎜の違いなんでしょうね。

● なにせ,手書きというものをずっとしないで過ごしてきたから,線の太さがどの程度かによって書き味がまるで違うんだよ,ってこともわからない。しばらく勉強ですねぇ。

● にしても,ですよ。SARASAのヌルヌル感というのは,ほとんど官能的なほどですな。よくもここまでの書き味を見つけたものだな。
 PreppyにはPreppyの,SARASAにはSARASAの,それぞれ目指す方向があって,ジワッジワッと究めてきたんだろうな。

2014年10月30日木曜日

2014.10.30 A6サイズを変えてみる?

● 昨年6月にノートに手書きでメモを書くっていうのを始めてみた。選んだのはA6ノート。以後,ずっとA6を使っている。メーカーは変わっても,サイズは変わらず。
 厳密にいえば,ダイスキンやセリスキンはA6より一回りほど小さいわけだけど。

● 「つれづれなるまゝに,日ぐらし硯に向かひて,心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば,あやしうこそ物狂ほしけれ」という次第だけれども,幸いにして硯に向かっていなければならないわけではない。吉田兼好の時代と違って,今は紙とペンを携行することができる。
 どこに行くんでも手帳と一緒に持ち歩く。小型の方がいいと考えた所以。実際,このサイズだと持ち歩くのが苦にならない。自宅でも出先でも,思い立ったら即,書くことができている。
 というわけで,このサイズで何か不都合を感じることはない。ならば,このまま何も変えないで進んで行きましょうよ。

● なんですけどね,A6サイズ以外を経験してないわけですよ(学生時代を除く)。一度,B6ダイスキンを使ってみると,あるいはコクヨのA5ノートを使ってみると,こっちの方がいいと思うかもしれない。
 A6以外を体験する機会を捨てちゃってるかなぁと思ったりするんですよね。そろそろ変化をつけてみようかな,と。

● といって,変化はイヤなんだよな。現状維持を良しとする。ノートの判型が変わると,本棚に並べたときに困るとかね,些細なことを気にしたりして。
 現状を変えるのを億劫がるのは,怠惰であり(面倒くさいわけだからね),臆病であり(変えなければよかったと後悔するのがイヤなわけだからね),グズであり(細かいことにとらわれているわけだからね),優柔不断でありますな。

● では,次はB6の黒ダイスキンを使ってみるか。B6ダイスキンなんか30冊ほど買いためてあるんだからね。いずれ使ってみることになるはずだ。
 でも,やっぱり現状維持を選んじゃうだろうな。変える理由がないわけなんでねぇ。変える理由がないから変えない。これ自体,あまりいいことじゃないような気がするんだけど。
 というようなことをグジャグジャと考えている。

2014年10月29日水曜日

2014.10.29 方眼セリスキンに対する唯一の不満

● 方眼セリスキンもだいぶ使い進んで,残りが少なくなってきた。ここまで使ってきて,ひとつだけ不満がある。
 隣どおしのページが糊付けされて,完全には開かない箇所があるんだね。折り丁が変わるところ。そこを糊付けしている。
 これはダイスキンでも同じだけれども,セリスキンは糊付け部分がちょっと広すぎないかと思う。これ,前に使ったA罫セリスキンでも感じたことなんだけど,ここだけが不満な点。

● あとはことさらに不満というのはないですね。ちょっと厚めの白い紙。これをどう思うかは,まさに好みの問題。紙質には問題がない。筆記具を限定することもない(ただし,万年筆の黒は裏に写ってしまう)。
 ハードカバーの小型ノートで方眼がいいとなれば,セリスキンしかない(高いお金を捨てることを屁とも思わない人は,また別)。Seriaがこのタイプを提供してくれていることによって,助かっている人がかなりの数,いるんだろうな。
 セリスキンはA罫と方眼の2種。方眼の方が売れているんでしょうね。ぼくの場合は,方眼でなければならない理由がないことがわかったので,次は横罫に戻ろうと思うんだけど。

2014年10月28日火曜日

2014.10.28 気になる手帳

● 書店に並んでいる手帳の中で,これいいかもと思うのがひとつある。ディスカヴァー21の“DISCOVER DAY TO DAY DIARY”だ。昨年も何度も手に取って,重さとか手触りとかページのめくり心地などを確かめたものだ。
 1日1ページ。方眼になっている。B6とA5がある。値段は,それぞれ,2,484円と3,024円。

● 宇都宮でも文具店に行けばEDiTぐらいはあるんだけど,書店だと1日1ページタイプはこれくらいしか置いていない。
 ほぼ日手帳カズンの感じだろか。これだけのボリュームなら,1年間のアレもコレも,この1冊に集約できるかもしれない。

● 書き方を工夫すれば,ダイスキンやセリスキンに書いていることもそっくり1ページに書けるだろう。だいたいダイスキン(セリスキン)はセミA6だから,1日2ページしか書かないのであれば,そのままA5の1ページに収まる計算だ。
 スケジュール管理は見開きマンスリーを使えば問題ない。充分すぎるほどのスペースがある。

● では,使うか? 使わない。理由は次のごとし。
 重い。メモも書くんだから,常時持ち歩かなければならない。この厚さ,この大きさのノートをいつも持ち歩けるか。
 少々,自信がない。メモのための遊撃手としては,ダイスキンの大きさがちょうどいい。

● ダイスキンには1日に4ページも6ページも書くことがある。極細のペンを使い,書き方を工夫し,書く内容を取捨選択すれば,それでも何とかA5の1ページに収めることができるかもしれない。
 が,そうした工夫や選択はあまりしたくない。

● 手帳には“貼る”や“挟む”をしている。スクラップ帳的な機能を持たせている。“DISCOVER DAY TO DAY DIARY”でも,“貼る”はもちろんできる。挟んでいたのも貼るようにすればいい。
 ただ,それをやると書くスペースがその分減る。さらに分厚く重くもなる。軽かったものが重くなるのはいいとしても,重かったものがさらに重くなるのは,気ぶっせいだ。
 手帳も軽くしたい。薄手のバインダーに3ヶ月分だけ挟んで持ち歩いている。

● 要するに,機動性が落ちてしまうように思われる。かなり惹かれるけれども採用できない,という結論。

2014年10月27日月曜日

2014.10.27 方眼セリスキンの方眼の意味がない

● 5㎜方眼が罫線の代わりになってしまった。方眼の幅が1行になった。いよいよ方眼ならではの使い方から離れ,横罫と同じことになってきた。

● これって,C罫を使っているのと同じことですよね。5㎜のゲルボールペンでもこうなるんだな。小さい字を書くんだなぁと,われながら思う。
 これとB罫との差はわずか1㎜。この1㎜の見かけの差って,相当大きいですね。全然印象がちがうもんね。
 1㎜差ととらえるからいけないのかも。20%差と考えると,何となく視覚と合致する気がするな。

● ともかく。これじゃ方眼を使っている意味がない。『頭がいい人はなぜ,方眼ノートを使うのか?』という本があって,けっこう読まれているようだ。もちろん,ぼくは読んでいない。読まないですませたいね。
 なぜって,方眼を横罫のようにしか使えないんだからね。頭の悪い人ってことになりそうだもん。

2014年10月26日日曜日

2014.10.26 オレンジのダイスキン4冊を新入社員にあげた

● オレンジ色のA6ダイスキン,在庫が4冊ある。そっくり会社の同じ部署の新入社員にあげた。前にあげた1冊を使っていてくれるからね。使うんだったらどんどんあげるよ,と。
 赤はあと20数冊あるんだっけな。これも使ってくれるんだったら,全部あげてもいいな。

● ぼくはといえば,復活した黒を使いたいよ,と。ごっそり買いだめに走りたいよ,と。ゴムバンドもしおり紐(テープ)も黒なんだから,表紙も黒がいいよ,と。
 そういうことも話したうえで,さしあげている。

● 捨てるんじゃなくて,使ってくれる人にあげるってのは,なかなか気分がいいものだ。せっかくノートとして生まれてきたんだから,ノートとして使ってやりたい。使ったうえで捨てるのはいいけれども,使わずに捨ててしまうのは忍びない。
 要は使われればいいわけで,使うのが自分である必要はない。

● ぼくとしては,ダイスキンは相当に使いやすいノートだと思っているので,一人でもユーザーが増えてくれればと思う。
 使ってくれる人にあげるのは,それに添う方向だ。それも気分がいい理由のひとつだ。

2014年10月25日土曜日

2014.10.25 新型Preppyの登場

● ネットをザッピングしていたら,「世界一売れている超低価格万年筆,PREPPYに 待望のペン先「極細02」が新登場」という記事に遭遇。Preppyに「極細02」が加わったんですな。価格は300円。
 従来の細字と中字もデザインを一新したらしい。ペン先の塗装をやめて,「インク色の識別をペン先色からペン芯色へと変更」。こちらは従前と同じ200円。

● 「数ある筆記具の中でも群を抜いて細い字が書けるようになったことで,手帳やスケジュール帳などの小さなスペースにも鮮明に書き込め,万年筆独自のサラサラとした書き味をお楽しみ頂けます」ということなんだけど,デスクペンと同じくらいの細さになるのかね。
 どうしようかな。買おうかな,極細。

● 手帳にはHI-TEC-Cを使っているんで,必要はないんだけどね。ノートに書くのは,今までどおりの細字でいいもんね。しかも,予備も持ってるんだよな。

● 世界での累計出荷本数が約530万本(8月末現在)にもなってたことも,この記事で初めて知った。置いてある店が少ないのと,周りに使っている人がいないので,そんなに出てないのかなと思ってたんだけど,とんでもなかったですね。
 自分が気にいって使っているものがたくさん売れているのは,慶賀の至り。どんどん売れてほしい。

● 重量が13gであることも知りませんでしたよ。使っているんだから,相当に軽いことは体感してたけどさ。13gだったのか。

● 結局ね,買いますよね。極細はブルーブラックと赤の2本。細字の新デザインのも買うだろうな。

2014年10月23日木曜日

2014.10.23 二色使いに

● 今までメモノートには,一色しか使っていない。ダイスキンならPreppy,目下使用中の方眼セリスキンには,SARASAのブルーブラック。
 ひたすら書くだけで,その一部を別の色で囲んでみたり,アンダーラインを引いてみたりってことは皆無だった。

● が,今回,ある特定の話題のみ赤で囲むことにした。たぶん,短期的な話題になると思うので(短期的であってほしい話題である),そう長く続けることはなく,また単色に戻ると思う。
 なので,方眼だからそういうことをする気になったというわけじゃない。横罫を使っていたとしても,同じようにしたと思う。

● ところで,もらいものなんだけど,ぺんてるのVICUÑAが手元にある。黒と赤の2色がセットになったやつ。0.7㎜。ジェットストリームと同じ低粘度油性のボールペンですな。
 赤で囲むときは,このVICUÑAを使ってみた。今の日本製品にハズレなんてあるわけがない。大変によろしい。

● というわけで,SARASAとVICUÑAと定規をセットにして,鞄のポケットに入れておくことにした。
 そのVICUÑA,黒も使ってみたんだけど,ジェットストリームよりダマができやすいような感じ。もらってから1年以上使わないでいたから,たぶん,それが理由だろう。実際,しばらく使ってみたら,気にならなくなったから。
 色もジェットストリームより薄い黒だ。このあたりは好みということになる。ぼくは悪くないと思う。

2014年10月22日水曜日

2014.10.22 0.5㎜ゲル・ブルーブラックですっかり安定

● SARASAを買ったのは,じつは12日のこと。以来,方眼セリスキンにはこれで良しの状態が続いている。ぼく的には満足度が高い。
 そうなると,方眼セリスキンに対する満足度も高くなる。ページいっぱいに方眼が敷かれているので,ページあたりの文字記載量はダイスキンより多くなっている。

● 方眼もいいじゃないか。このタイプのノートだとセリスキンの一択だ(モレスキンでもいいという人は別)。ここまで厚い表紙じゃなくてもいいのなら,コクヨの測量野帳も有力な選択肢。
 測量野帳ならPreppyで黒を使っても大丈夫かもな。40枚で180円。

● が,あくまでケチなぼくは,セリスキンを選ぶだろうな。方眼に転向するということならば。

● でも,目下のところは,次はダイスキンに戻ることになる可能性が大。で,戻ったらしばらく浮気はしないだろう。
 Preppy+ダイスキンだ。前に買った在庫(オレンジ,赤,黄)から使おうと思っていたけど,黒があってはやはり黒から使いたい。好きなものを先に食べる感じ?
 セリスキンよりもダイスキンの方が,製本はしっかりしている。セリスキンは使っている間に,背に凹凸の波や折り目がついてしまう。ダイスキンにはそのようなことがない。

2014年10月21日火曜日

2014.10.21 方眼セリスキンならではの使い方

● 見開き2ページを1枚の方眼用紙として使うってのは,当然思いつく。といって,たんに文字を横にズラズラと書いていったんでは,一行が長すぎることになる。縦横を逆にして使っても同じ。
 要するに,文字を書くだけなら,横罫と同じように,1ページを横に使うのが一番いいってことになる。

● 図解とかチャートとかを多用する人向きなんだろうな。ぼくの固まってしまった使い方だと方眼の自在性はあまり活きないし,固まってしまった使い方がどうにかなる気配も今のところはない。
 ただし,方眼が邪魔になるってこともないですよね。初めての方眼なんで,多少のとまどいはあったけれども,そんなのは慣れの問題なんで。

● 若い頃,横罫を嫌って無地のルーズリーフを使っていたことがあった。その頃も横罫ではできないような使い方はしていなかったと思う。今と同じに文章しか書いていなかったと思うんだよね。
 でも無地がいいと思っていた。実質的な理由があってというのじゃなく,多分に気分の問題だったんだろうな。

● 今度の方眼セリスキンもたまたま買っちゃったから,使ってる。でも,買ったんだから,買ったなりの使い方ができるといい。
 あまり,方眼にとらわれても仕方がないけれども。

2014年10月20日月曜日

2014.10.20 デスクペン雑感

● 黒の万年筆カートリッジを使うと,セリスキンでも裏抜けが見られる。万年筆の中で最も線が細いと思われるデスクペンで試してみても,同じだった。
 コピー用紙に黒と赤のデスクペンで書くと,やはり裏に抜ける。普通のもっと太字の万年筆を使えば,さらに滲むだろう。

● デスクペンって,事務の仕事で使われることが多かったんだろう(っていうか,その用途に特化した製品なんでしょ)。ワープロやパソコンが登場する以前は,手書きしかなかったから,こうしたペンで書類を作っていた。
 その頃は,こうした裏抜けや滲みの問題はなかったんだろうか。

● 昔に比べて紙が粗悪になっているんだろうか。再製紙があたりまえになっているとか。
 昔は,紙って片面しか使わなかったんでしたっけ。コピー用紙の両面使用って,最近の現象ではあるよね。プリンターで印刷するようになってからの話だから。しかも,両面印刷ができるプリンターって,しばらくなかったもんね。コピー機も同じだ。昔は両面コピーなんてできなかった。
 でも,帳簿とかあったよねぇ。当然,両面に書いていたはずだよなぁ。

● コピー用紙で裏抜けするということは,事実上,使えないということじゃないですか。
 片面しか使わなければ問題ないかっていうと,そうでもないぞ。めくるからね。そのとき,裏に写っていてはゾッとしないぞ。

● どっちにしても,デスクペンを使って仕事している人を見たことはないんだけどね。手書きの作業もボールペンでやってるもんね。
 インクを改良してもデスクペンが大きく売れる時代ではないんだろうけど,でも何とかならないかなぁ。


(追記)

● 若い頃,リーズリーフの無地を使っていた時期があったのを思いだした。はるかな昔だ。それに黒の万年筆で書いていた。裏写りでまいった記憶はない。
 今でもそうなんだろうか。セリスキンでこれだけ写り,コピー用紙ではところどころ抜ける。普通のノートやルーズリーフは大丈夫なんだろうか。

● 試してみた。ノートはコクヨのCampus(A4)。ルーズリーフも同じくコクヨのA4。
 まず,デスクペンの黒と赤。写らない。特に,赤はまったく問題なし。
 次に,Plaisirで。先日,さしあげた人からちょっと拝借して。やはり裏には写らなかった。この太さの黒インクでも裏まで行かない。

● 当時,ぼくが使っていたのもコクヨだったと思う。たいしたもんだな,コクヨ。セリスキンより薄い紙で裏に写らないんだから。繊維の組成とかによるんだろうけど,用途に合った紙の開発はしっかりやっているんだね。

2014年10月19日日曜日

2014.10.19 日経WOMAM 2014年11月号-手帳で変わる,私の未来

編者 佐藤珠希
発行所 日経BP社
発行年月日 2014.10.07
価格(税別) 537円

● スケジュール管理のための手帳からログを残すための手帳へ,っていう手帳術(?)の流れがあるのかなぁと思わせる内容。
 「ほぼ日手帳」をはじめ,1日1ページタイプが普及しているようなんだけども,そのことを象徴する事象ですかねぇ。
 「ほぼ日手帳」とそのプロモーションの影響って,けっこう大きいような気がするんですよね。

● 記事のメインは,実際のユーザーが自身の手帳を公開して使い方を語るというもの。スケジュールはマンスリーでやって,ウィークリーには行動記録を書いておくという人が何人かいた。

● スノーボードで銀メダルを獲得した竹内千香さんもそのひとり。その彼女の発言をひとつ転載。
 失敗したら最初に戻ればいいだけ。変化は自分を成長させてくれる最大のチャンスだし,私にとって楽しい学びなんです。(p30)
● 以下に,記事の見出しをあげておく。
 毎日がもっと充実する「記録手帳」始めよう!
 “振り返り日記”でもっと好きな私に近づく
 手帳でラクラク♪ 目標達成プランニング
 手帳で目標を達成するテク,教えます
 書くだけでなぜか夢がかなう手帳&ノート

● 目標達成にひかれるのは真面目で律儀な優等生,夢がかなうというのにひかれるのは楽して得を取りたい横着者,というイメージがあるかな。

2014.10.19 0.5㎜のゲルインク(ブルーブラック)の書き心地 2

● 方眼セリスキンにZEBRAのSARASA(0.5㎜・ブルーブラック)を使って,埒もないことを書き綴っているんですけど。

● 筆圧をかけなくても書ける。ところが,長年の癖で,つい筆圧をかけてしまう。特に,ボールペンだとそうなりがちだ。
 長く書いていると手首にきますな。筆圧をかけないように意識するとかなり楽になる。

● もともと蠅の頭のような小さな字を書いていた。縮み指向というんですかねぇ。5㎜方眼のひとつのマス目に2文字や3文字は平気で書けるんですよ。
 それはちょっとなぁというわけで,0.38㎜ではなく0.5㎜にしてみたんだけど,それでも字が縮こまってしまうきらいがある。5㎜方眼を原稿用紙にできる。
 もっとゆったりと書くようにしたい。Preppyだと意識しなくてもそうなるんだけどなぁ。

● ゲルでも低粘度油性でも,ボールペンだと書き方が雑になりがちだ。流れるようにヌルヌル書けるから,どうしても滑らせてしまうんだな。
 便箋に手書きで書いて,封筒に入れて投函する,ってことをやってる人がいるのかどうか知らないけれども,そういう場合は,ゲルや低粘度のボールペンは避けた方がよさそうだ。

● ページが文字で埋まっても,黒のときの圧迫感がないのは助かる。目にも優しく,方眼が浮いてきて読みづらくなることもない。
 色については,問題なし。ぼく的にはブルーブラックが決定版の感じ。

2014年10月18日土曜日

2014.10.18 黒いA6ダイスキン,まだ再入荷せず

● JR宇都宮駅前のララスクエアに入っているダイソー。A6の黒ダイスキンがなくなってから2週間程度が経過するんだけど,再入荷はされていない。
 その代わり,B6の黒ダイスキンはかなりの数が入っている。

● 生産が追いつかないんじゃなくて,最初に決めた量しか生産していないんでしょうね。したがって,切れめなく店舗に商品があるという状態にはならないんだろうな。
 ただし,次の生産はまずあるだろうから,しばらく待てば入手は可能だろう(と思う)。

 今のところ,他のダイソーの店舗に行けばたいていあるから,入手に困ることはないと思うんだけど。
 ぼくとしては,保管場所がないくらいに買いだめしちゃってるから,これ以上買うわけにいかない。それが面白くない。ガシガシ買っていきたいんだけどなぁ。

● ダイスキンの良さは色々あるけれども,コスパがいいというだけにとどまらない。モレスキンと価格が同じだったとしても,ぼくならダイスキンを選択する

2014年10月17日金曜日

2014.10.17 0.5㎜のゲルインク(ブルーブラック)の書き心地

● 方眼セリスキンに何(筆記具)を合わせるか。シグノのブルーブラック・0.5㎜でしょ。と思って,宇都宮のSeria(MEGAドン・キホーテ ラパーク宇都宮店)を覗いてみた。
 ところが,シグノは見あたらなかった。けど,ZEBRAのSARASAがあったので,それをお買いあげ(ただし,SARASAは文具店で買った方が安いかもしれない)
 
● シグノは,ブラック,ブラウンブラック,ブルーブラックと使ってきた。ノック式だったりキャップ式だったりはしたけれども,主には0.38㎜。
 今回,方眼セリスキンに0.5㎜を合わせる。上に書いたような次第で,シグノではないわけですけど。

● 太さが違えば,当然,書き心地も違ってくる。0.38㎜の細さだと,書き味は固い。0.5㎜になるとだいぶソフトになる感じ。ジェットストリームの書き味に近くなるっていうか。書いている分には,0.5㎜の方が快適だ。

● ゲルインクのブルーブラックは色が均一で濃淡がない。万年筆(Preppy)のブルーブラックと違って,方眼に負けない濃さがある。
 Preppyだと,力の入り具合やペン先の運びによって,色に濃淡がでる。均一にならない。どちらが美しいかといえば,濃淡がある方が美しい。

● であれば,Preppyを使えばいいんだよな。使ってて楽しいのはPreppyの方だしね。
 でも,ま,あれですよ。方眼セリスキンに何を使って書くかという,ある意味どうでもいいようなネタでここまで遊べれば,もって瞑すべしということでしょうね。

2014年10月16日木曜日

2014.10.16 方眼は依然,もてあまし状態

● 方眼のメリットは,横罫との対比で語られることが多いのだと思う。罫線に縛られないで書くことができる。縦にも斜めにも。
 文字以外のものを書く(描く)ときには,さらに威力を発揮するんだろう。図やチャートなど。ぼくはやらないけど,マインドマップなんかを書くときにも方眼が合っているのだろう。

● ところがぼくときたら,文字しか書かない。しかも,文章の形で。
 言葉をポンポンと置いて,その間を矢印でつないで,関係性を言葉で補うなんていう使い方をしていない。
 であるからして,方眼のメリットというのは,どうも味わいずらい。

● 逆に,方眼を使うことによって,今までの使い方を揺さぶることができないかっていう期待(?)のようなものはあるんですよ。
 横罫がピッタリだなんて,何だかスクエアな感じがするじゃないですか。スクエアって,いわれるほど悪いものでもないと思うんだけど,クリエイティブじゃないなぁっていうイメージがあるじゃないですか。

● それをね,方眼セリスキンを使うことによって,ちょっと揺さぶれないか,と。どんなふうに揺さぶられるのか楽しみだ。
 って,そのためには1冊使ってハイ終わり,ではダメなんでしょうね。ある程度,使い続けないと。

● 方眼には“自由”っていうイメージがありますよね。だから,方眼ユーザーがクリエイティブかっていうと,それはまた別の問題なんだろうけどさ。
 ともかく,方眼セリスキンを1冊使ってみる。何か変化がでてくればそれで良し。でてこなくてもそれで良し。

● 現時点では,方眼セリスキンは1冊で終わるなと思っている。次はまたダイスキンに戻るだろう。揺さぶられる楽しみよりも,ダイスキン+Preppyの心地よさの方が大きいので。
 でも,もし,変化のきざしがピンとくれば,ダイスキン+Preppyにこだわるつもりはまったくない。

2014年10月15日水曜日

2014.10.15 星野けいこ 『こども手帳術』

書名 こども手帳術
著者 星野けいこ
監修者 浅倉ユキ
発行所 パルコ
発行年月日 2014.09.26
価格(税別) 1,600円

● 冒頭に汐見稔幸氏(白梅学園大学学長)と著者の対談が収録されている。そこから汐見先生の発言をふたつ,転載。

 子どもが自立していくとほめることが減っていくのは当たり前。無理にほめようとするのではなくて,「共感」してやればいいんです。頑張ったときに「よく頑張ったね」,うまくいかなかったときに「ああ,悔しいね」って言ってあげればいい。(p17)
 楽しく会話したいのなら,親自身がその日に考えたこと,感動したこと,子どもに伝えたいことを自分から語るべきなんです。お母さんが語れば,子どもは「どうして?」「そういえば僕もね」とかしゃべりだす。(p18)
● 日本能率協会マネジメントセンター編『中学生・高校生のための手帳の使い方』を読んだときにも,中学生にこういう手帳の使い方を指導するのがいいことなのかどうか,疑問に思った。
 本書でも同じ違和感を感じた。子どもに手帳? 子ども期は大人への準備期ではなく,固有の価値があって,その価値に生きているものだろう。段取りとか計画とか,そんなものに気をやるより,もっと子ども期に固有な大事なものがあるんじゃないかって。

● しかし,子どもは大人と同じことをやりたがるものでもある。面白い試みなのかもしれないな。
 そもそも,「こども手帳」は親が楽になるようにというところから発想されたものだ。子育てはとんでもなく大変なものだから,その発想はよくわかる(つもりだ)。

● 本書で説かれていることをそのまま実行できる人は,大人の中にもそうはいないだろう。大人にはできなくても子どもにはできる。そういうことはたくさんありそうだ。手帳術がそのひとつに該当しないとは言えない。
 が,けっこう大変そうではあるな。

2014.10.15 方眼セリスキンに合わせる筆記具について,まだ迷っている

● まだウダウダと考えている。方眼セリスキンにどの筆記具を合わせようか,という問題。優柔不断なやつだと思わないでいただきたい。
 そうではない。ウダウダと考えているのが楽しいからだ。

● Preppy(ブルーブラック)に戻るか,ジェットストリーム(黒)でいくか,シグノ(ブルーブラック)の0.5㎜を買うか。この三択。
 さっさとPreppyに戻らない理由は,方眼にPreppyのブルーブラックではやや弱い印象になるのに加えて,Preppyとセリスキンの相性がダイスキンほどには良くないこと。
 A罫セリスキンでは,何も考えることなくPreppyを使っていたんだけど,今回は若干の違和感を覚えるようになっている。

● ジェットストリームに決めかねているのは,ページが黒で埋め尽くされることの重ったるい感じがうっとうしいことが主な理由だけれども,もうひとつある。
 ジェットストリームは画期的な商品で,油性ボールペンでこの書き味はすごい。そのことには心から同意する。けれども,完璧ではない。
 インクの出がよすぎるのか,速乾性に若干の(ほんとに,ほんの若干)弱点があるのか,書いている最中に,書いたばかりの行に小指が触れると,小指にインクが付く。その小指がさらにページに触れると,白いところにインクが転写される。稀にそういうことが起こる。

● シグノのブルーブラックならば,同じブルーブラックでもPreppyとは違って,方眼に負けない。0.38㎜では線が細すぎるから,0.5㎜を使えばよい。
 ではなぜさっさとそのようにしないのか。モノを増やすことによって対応するのが面白くないからだ。今あるモノで対応したい。すでに数えたくないほどのペンが転がっているんだもん。
 といっても,黒インク用のPreppyを買い増そうとしたわけだけどね(結局,Plaisirを買うことになったんだけど)。

● 黒で埋め尽くされることの重ったるさっていっても,もしPreppyの黒インクがブルーブラックと同じように裏写りも滲みもなしに使えるんだったら,Preppyを使っていたと思うんですよね。
 ならば,ブルーブラックであってもPreppyを使うか。黒の重ったるさから逃れられるんだしね。

● たぶん,3番目を選択するだろうな。シグノのブルーブラック0.5㎜を買うっていう。
 結局ねぇ,100円で買えちゃうんだもん。モノを増やすのは面白くないとか言ってもさ。

2014年10月14日火曜日

2014.10.14 どうも黒は気に入らなくて

● 昨日までに書いたような事情で,方眼セリスキンにジェトットストリームの黒を合わせている。書きやすさとか使い勝手には何の文句もない。が,どうも気に入らない。
 要は,いいと思った黒が気に入らない。まばらにしか書かないんだったら,黒の方がいいと思う。が,セリスキンのページが黒で埋まると重苦しい印象になる。
 さりとて,Preppyのブルーブラックでは方眼に対しては弱いように思える。

● なので,もう少し試し書きを続けてみた。
 ぺんてるのGRAPH PEN(今は生産をやめているのではないかと思う)。手元に何本かある。懐かしいゼブラのミリペンのタッチ。この青を試してみた。
 水性インクなんだけど,裏写りも滲みもない。が,細軸で長く書いていると疲れるかな
 線が細すぎるので(0.1㎜),方眼のマス目をはみだすことがない。ぎっしり書くという感じになる。小さい字で書くからこうなるんだけど,ちょっと息苦しい印象になる。
 墨汁黒ではなく,かなりいい感じの色合いだ。が,なにせぼくの手元で古くなっている。線がかすれたりもするから,もう耐用年数を過ぎているんだろうな。

● シグノ。モレスキンに使っていたブルーブラックなら,方眼に対して弱すぎるとは思えない。
 が,このジャンル(ゲルインクボールペン)の0.38㎜だとやはり相当に細字なので,GRAPH PENと同じようにぎっしり感がでがち。
 0.5㎜の黒。0.5㎜だとそういう不快感からは逃れられる。ブルーブラックの0.5㎜を買うかなぁ。

● こうして,どんどん筆記具が増えていくんだろうな。モノが増えるのはイヤであるぞ。イヤだと思ってても,増えてしまうものなんだけど。

● ブルーブラックのPreppyに戻るかなぁ。インクの色が方眼に対して弱すぎるとしても,黒で埋まるよりはいいな。
 この数日間,何やってたんだか,オレ。

2014年10月13日月曜日

2014.10.13 Associe 2014年11月号-最強の手帳術 2015 決定版

編者 泉 恵理子
発行所 日経BP社
発売年月日 2014.10.10
0価格(税別) 676円

● やはり買ってしまうな。こういうタイトルの雑誌が出ると。

● 昨年(の同誌の同特集)とはだいぶ様相が違う。ほとんど読むところがない。
 こういうのは目を皿のようにして,参考になりそうなところを探していくというものではない。ほほう,なるほど,と肯きながら(あるいは,突っこみながら)楽しむためにある。その楽しみがほとんどないんだな。
 「もしドラッカー&アドラーが手帳を使ったら」は妙に頭でこねくり回した企画という印象。

● が,特集以外に興味を惹いた記事が2,3あった。雑誌はそれで元が取れるものだ(と思わないと)。

2014.10.13 もう1本,Preppyを買いに

● 結局,方眼セリスキンにはPreppyを黒インクで使おうと思って,宇都宮の上野文具に行ってみた。ところが,ないんですよ,Preppy。
 ので,1,000円のPlaisirを購入。黒インクを入れるので,ボディの色もブラックを選択。もちろん,細字(0.3㎜)。
 黒インクはあまり使わないと思うので,外からインクの減り具合が見えないPlaisirでもいっか,ということで。
 1,000円でもあれですよ,清水の舞台から飛び降りる気持ちでしたよ。

● そのPlaisir,要はPreppyの高級版。仕組みも構成要素も重量もほぼ同じ。Plaisirもかなり軽いってことですね。
 Preppyの高級版といっても,1,000円では高級感の演出にも限りがあるわけで,ぼくはPreppyの潔さを好ましく思う。

● ところが。Plaisir,使えないという結論になった。正確には万年筆用の黒インクが使えないということ。
 まず,裏に写ってしまう。水性ボールペンよりはっきり写る。
 もうひとつ。滲みもひどい。ブルーブラックでは起こらないんだけど,黒だとかなり滲む。同じ0.3㎜なのに,太さがぜんぜん違ってしまう。
 さすがに,これでは使う気にならない。

● もっと細字のデスクペンに黒のカートリッジをさして使ってみたけど,同じだった。デスクペンでも滲む。裏写りも起こる。
 セリスキンに万年筆の黒インク(あくまでもプラチナの)は不可というのが結論。

● というわけで,残念ながら,Plaisirは無駄な買いものになった。もらってくれる人がいたので,さしあげた。
 以後はジェットストリームで書いていくことにする。

2014年10月12日日曜日

2014.10.12 方眼セリスキンのあれこれ

● セリスキンの紙は白いんだけど,そこに方眼が印刷されていると,Preppyのブルーブラックでは色が弱すぎるような気がする。ここは黒の方がいいんじゃないか,と。
 この場合,セリスキンではなく方眼の方にアクセントがある。方眼に書くなら黒,ということ。
 ブラック用のPreppyを1本,買っておくか。

● いくつか手持ちのペンを試してみた。まず,三菱の水性ボールペン。ふぅむ,方眼セリスキンにはブルーブラックより黒の方がしっくりくるようではある。
 ところが,黒の水性ボールペンだと,セリスキンでも気持ち,裏に写る感がある。

● この水性ボールペンにはもうひとつ難点があって,それは軸が細すぎること。長く書いていると疲れるかも。Preppy程度の太さは欲しい。シグノかジェットストリームでもいいかもしれない。

● で,0.7㎜のジェットストリームで書いてみた。書き味,握りの太さとも問題なし。裏写りもない。
 ただし,ボールペンだとどうしても字が流れるっていうかね。Preppyで書く方が快感は快感だ。

● 方眼セリスキンはあと1冊持っているんだけど,それ以上に方眼ノートを使うことはないような気がする。つまり,黒で書くことはそんなにないだろう。
 Preppyをもう1本買って,黒インクを入れて使おうかとも思ったんだけど,手持ちのジェットストリームでいいかな。どうだろう。

2014年10月11日土曜日

2014.10.11 方眼セリスキンを使用開始

● 9日から方眼セリスキンを使っている。方眼のますめは軽く無視して,無地に書いているような気分で書けばいいと思うんで,そのようにしている。
 方眼のメリットがまだわからない。今のところは,正直,使いづらいという印象。文章しか書かないので,普通に横罫の方が使いやすいなっていう感じ。
 横罫が最も普及しているのだろう。理由があってそうなっているのだなと思う。

● 筆記具は引き続きPreppy。紙質じたいは前に使ったA罫セリスキンと同じ。厚めの紙で,裏写りはダイスキン以上にない。というか,裏写りの類いは一切ない。その点は安心だ。
 64枚なので,1ヵ月で使いきると思う。

● 次は何にするか。おそらくダイスキンに戻ることになるだろう。黒が復活する前に買いためた赤・オレンジ・黄から使っていこう。
 まずはオレンジだな。女子新入社員に1冊進呈しているので,在庫はあと4冊。3月までに使いきれればと思う。

● その新入社員にあげたオレンジダイスキン。彼女は現に使ってくれている。嬉しいもんだね。

2014年10月10日金曜日

2014.10.10 Preppyのいいところ

● 安いのがいい。スケルトンでインクの減り具合が外からわかるのがいい。全身プラスチックだから,傷がついても平気だ(っていうか,傷がつきにくい。ついても目立たない)。気を遣わないで使い続けることができる。

● 万年筆としての性能に問題がないのがいい。ずっと使わないでいても大丈夫。プラチナが考案したインナーキャップはまずPreppyで採用して,順次拡大していったらしんだけど,秀逸だと思う。
 インクもれもまったくない。Preppyを使っていて指がインクで汚れたことは皆無。

● 強いて不満をいえば,軽すぎることくらいか。自重でもって筆記のリズムを作れるのが万年筆のいいところという話を聞くこともあるけれども,Preppyでそれを実現するのは難しいだろう。
 大量に書く場合は,無視できない問題になるかもしれない。大量に書く場合は。

● 今月8日に6本目のカートリッジを装着した。ダイスキン1冊で1本半のカートリッジを消費する。
 いつまでもってくれるかわからないけれども,まだまだ使えそうな気がする。耐久性もそれなりに備えているように思える。

● 一生ものの万年筆と言われることがある。文字どおりの一生ものはありえないとしても,たとえば3万円(Preppy150本分の値段)の万年筆なら20年間はもつとする。
 今の筆記ペースだと年間15本のカートリッジを使う(ダイスキン10冊分)。20年なら300本。Preppyで2本のカートリッジが使えれば,Preppyを使い続けた方が安くなる。
 あとは,安いPreppyではなくちゃんとしたペンを使っていることがもたらす満足感が,その価格差を超えるかどうかの問題だ。

● この点に関しては,ぼくの意見はハッキリしている。モンブランもシェーファーも使ったことがあるけれど,Preppyの方がずっといいと思っているから。モンブランもシェーファーも悲惨な結果に終わったのでね。
 しかも加えて,現時点で6本目のカートリッジになっているんだから,こりゃ断然Preppyでしょ。

● よくペリカンのペリカーノやラミーのサファリが,入門用の万年筆に好適といったことが言われる。が,万年筆に入門用も本格用もないはずだ。
 入門用に適しているなら,そのまま本格使用すればいいし,本格使用に適したものなら入門用に使っても何の支障もないだろう。
 Preppyは本格使用に耐える品質を備えていると,ぼくは思う。

2014年10月9日木曜日

2014.10.09 ダイスキンを使い終えた

● 9月2日に使い始めて,10月8日に使い終えた。37日間。初日にいきなり12ページも書いたりして,もう少し早めに使い切れるかなと思ってたんだけど,後半やや息切れ。
 という言い方も変だな。順調に使うことができた。

● 少々ストレスを感じながら使っていたモレスキンからダイスキンに戻って,スコーンと突き抜けた感じがした。明らかにたくさん書くようになった。
 パッと開いて書くという単純極まる動作は同じだ。にもかかわらず,ダイスキンの方が書く気になるのはなぜか。

● 100円っていう気安さが何といっても一番かというと,そうではないと思う。値段で扱いを変えることはしてないつもりなんで,値段以外の実質の問題だ。
 罫線の幅,万年筆を受け入れること,ラフに使っても型が崩れない堅牢さなど,いくつかあげられる。

● 何度も書いちゃうんだけど,Preppyとダイスキンの相性がいいことが大きい。ダイスキンの紙の色とPreppyのブルーブラックの溶け具合,ペン先との摩擦の心地よさ,ダイスキンの罫線幅とPreppyの文字の太さもシックリくる。
 この300円システムは出色の組合せだと思う。

2014年10月8日水曜日

2014.10.08 シグノのブルーブラックを買い増し

● 百円万年筆を買った日にノック式のシグノも買った。すでに何本かはあるんだけど,ブルーブラックは持っていなかったので。モレスキンに合わせていたシグノはキャップ式だったし。
 普通の文具店で75円だった。もちろん,ダイソーの百円万年筆のようなことはない。これだけ完成度が高い筆記具が75円で買えるとはなぁ。

● 太さは0.38㎜。B罫で書くんだったら,このあたりが適当(ぼくの場合)。ジェットストリームだったら,0.5㎜か0.7㎜でいいんですけど。コクヨのCampusを使うときが,このノック式シグノの出番だと思っている。
 Preppyでもちろんいいんだけど,Preppyだとノートカバーのペンホルダーにくっついちゃう感じでね。軸がツルツルのプラスチックだからでしょう。その点,シグノは着脱がしやすい。

● 筆記具は基本,スケルトンがいいですね。外側からインクの減り具合が見える方がいい。シグノもそうだし,Preppyもそうだ。
 Preppyを気に入ってるのも,ひとつにはこのスケルトンにあるのかもしれないな。せっかくのスケルトンなので,コンバーターをさしてインクの残量が見えないようにしてしまうのは,ぼく的にはあり得ない選択。

● ボールペンは昔から透明のプラスチック軸のが主流で,これが安さの象徴のようになっていて,そのチープさが嫌われて,・・・・・・っていう流れがあるのかもしれないけれど,使いやすさの前にはチープさなど何ほどのことがあるだろう。
 と言いながら,ハイテックCコレトは透明軸を避けてちょっと高価な軸を選んでしまった。わずかな高級感と使いやすさを引き換えてしまったわけで,未熟だったなと思う。

2014年10月7日火曜日

2014.10.07 ゴージャスを排す

● 文具であれ何であれ,モノそのものが自分の価値を高めてくれるなんてことはあり得ない。あたりまえだ。
 Lettsの手帳を抱えていようが,ロレックスの腕時計をしてようが,エルメスのバーキンを提げていようが,10カラットのダイヤをまとっていようが,ロールスロイスに乗っていようが,どこぞの高級マンション最上階のペントハウスに住んでいようが,それはそういうモノを持てる経済力があるという証明にはなっても,経済力があるという証明にしかならない。

● 今は,いろんな力の中で経済力が最も大きな力だから,人をひれ伏させる感があるけれども,たかが経済力に過ぎないという斜に構えた視点を,どこかに持っていた方がいいように思う。
 実際,8畳ひと間のアパートの住人がペントハウスの住人に総合力で勝るという例は,それなりの比率で存在するのではないか。少なくとも一例をぼくは知っている。

● ゆえに,機能性に欠けるところがなく,使い勝手の良い,安価なものを,使っていきたい。
 高価なものには高価なりの理由がある。たぶんそうなんだと思うけど,その理由なるものが,機能とは関係のない装飾性であったり,希少性であったりするものは,注意深く排除していきたい。
 と言いながら,自分の300円システム(ダイスキン+Preppy)を正当化しようとしているわけなんだけどね。

2014年10月6日月曜日

2014.10.06 百円万年筆はダメだった

● ペン先を下にしてそのまま寝てしまった。翌朝,大量のインク漏れが発生していた。あっさりとゴミ箱行き。
 その状態でもインクはペン先まで通っていないっていうか,文字が書けない状態だった。それ以上かかずらっても仕様がない。

● というわけで,書き味を試すところまで行かないで,廃棄処分となったんでした。たしかに,Preppyとは明らかに別物で,実用品のレベルには到底達していないという判断。
 逆にいうと,Preppyが200円でここまで作りこまれているのがすごいということ。

● 万年筆の構造って基本は単純だと思う。単純なままにしたうえで,どこまで製造コストを下げられるかという試みとして,百円万年筆は面白いと思ったんだけどね。
 カートリッジとのインターフェイスの部分か,ペン芯の作りに抜かりがあったんですか。

● 問題なく使えている人もいるようなので(っていうか,使い勝手はともかく,使えている人が圧倒的多数っぽい),たまたまハズレを引いたってことかもしれない。

2014年10月5日日曜日

2014.10.05 ダイソーの百円万年筆を買った

● ダイソーで万年筆も販売しているとの情報が複数のブログで紹介されている。プラチナ製らしい。でもPreppyとはまったくの別物だよ,と。
 でも,あればたぶん買う。買って使ってみる。使ってみて,なるほどPreppyとは違うなと納得する。
 ので,少していねいに宇都宮駅前のダイソーの筆記具売場を見ていった。見あたらなかった。Preppyが出てから,ダイソーの百円万年筆は消えたのかもしれない。

● ところが。ありましたよ。後日,発見。一番下の段の,しかも奥の方にあったので,気づかなかったんでした。
 で,1本だけ購入してみたんですが。皆さんのおっしゃるとおりで,これ以上チープにはできないとおもえるほどにチープ。これなら100円でも驚かないぞと思える造りですね。
 カートリッジが1本付いて100円。本体の製造原価はいくらですかねぇ。ペン先を除くと10円もしないんじゃなかろうか。

● 文具に高級感は要らないと思っているので,これで実用になるのであれば,チープ感なんていくらあったってかまわない。
 問題は実用になるかどうかなんだけど,Preppyと違って,しばらく使わないで放置しておくとペン先の洗浄が必要になりそうな予感。メーカーの力の入れ方がPreppyとは段違い(に少ない)。自社製品だとの認識はないのではないかと思えるくらい。

● 同封のカートリッジは黒だったので,それは放棄して,ブルーブラックのカートリッジを装着した。今はインクがペン先に降りてくるのを待っている状態。
 太さはM(中字)しかないようだ。どんな具合なのかちょっと楽しみだ。

2014年10月4日土曜日

2014.10.04 黒いダイスキン,ついに完売

● 行きつけとまではいかないかもしれないけど,それに近い存在であるところの,宇都宮のララスクエアに入っているダイソー。黒のA6ダイスキンがついになくなっていた。
 B6は黒以外のやつが何冊かあるけれども,A6は最近は黒しかなくなっていたので,要するにA6ダイスキンはないよ,と。遅滞なく再入荷され・・・・・・ないのがダイスキンで,しばらくはない状態が続くんだろうな。

● “無印ノート”もA6は見あたらず,B5が1冊だけ残っていた。このリングノート,無地が100枚。かなり使いでがあるに違いない。
 ぼくはダイスキンフリークなんだけど,売れゆきは“無印ノート”の方がいいようだ。なくなる度合いが速いもん。

● ぼくはリングノートを使ったことがないんだけど(ずっと昔までさかのぼればあるけどね),使いやすいだろうなと思う。
 ページが360度回転するから,いつでも最初のページに書いているのと同じだ。下支えが変わらない。書きやすいんじゃないか。

● まぁ,何だっていいから,使いたいものを使うことだよな。っていうあたりまえの結論なんだけど,紙に何かを書くって楽しいからさ。
 その楽しさを味わうのに,百均ノートで役不足ってことはないと思うんだよね。最も安あがりの楽しみかもしれないな。

2014.10.04 新入社員にダイスキンを進呈した

● 4月にやってきて早々,コンビニで買ったというメモパッドでメモを録りまくっていた女子新入社員
 2ヶ月でメモパッドは持ち歩かなくなった。が,メモを録らなくなったわけではない。
 メモパッドに替えて小さめのリングノートを机上に置いて,チョコマカと書くことは続けている。

● そのリングノートは普通の横罫だった。普通に罫線に添って書こうとすると,リングが邪魔になるだろう。
 彼女に訊いたら,そう,邪魔なんですよ,という。

● そこで偉そうに講釈を垂れてしまった。
 リングノートはリングをてっぺんにして書くといいんだよ。そうすればリングが邪魔になることがなくなるだろ。でも,それだと罫線が縦になってしまうよな。
 だからね,リングノートの場合は方眼か無地に限るんだな。それなら,そういう制約から自由になれるだろ。

● リングノートは百均で購入したものらしい。ダイソーならA6の無地のリングノートがあるよ教えてあげた。んだけど,横罫が好みでもあるらしい。
 ほんとはぼくが使っているのが欲しかったらしい。見つからなかったんです,だと。可愛いじゃん。たとえ,リップサービスだとしてもね。

● そこで百均ノートについて1~2分間,話しましたよ。百均はノートだけは侮れないよな,っていう話。
 で,手持ちのオレンジ色のダイスキンを1冊進呈することにした。自分が気に入って使っているものを自分以外の誰かに使ってもらえるのは嬉しいことだ。

2014年10月3日金曜日

2014.10.03 Sidekickが懐かしい

● その昔,SidekickというPIMソフトがあった。Windows95に合わせて,インターフェースを大きく変えたSidekick95が出た。ぼくはこの95から使い始めた。

● まだ,ネットが普及しかけた頃だったから,Googleカレンダーは影も形もない。スケジュールをパソコンで管理しようとすれば,PIMソフトを使うしかなかったわけね。
 当然,パソコンを持ち歩くのが前提。スマホなんかないんだから。

● で,ぼくはスケジューラーは使わなかった。そちらは紙の手帳にお任せ。
 であっても,Sidekick95はとても気に入っていた。何でかっていうと,わかりやすかったからだと思う。必要以上の機能がないのがよかった。

● カード型データベースソフトの機能があった。非常に単純な仕様。でも,パーソナルに使うのであれば,それで充分。今のリレーショナルデータベースって,プライベートで使っている人はまずいないでしょ。
 登録できるデータ件数にはたしか制限があった。が,その制限を超えてデータを入れることはまぁないな。データベースはいくつでも作れたと思う。
 けっこう使った記憶がある。単純だから使い勝手が良くて。

● もうひとつ,“メモ帳”というのがあった。Windowsの付録に付いてくるメモ帳はテキストエディタだけれども,こちらのメモ帳は内容が不定形な文書をカード型データベース様に整理できた。
 いや,そう言うとちょっとウソが混じる。作った文書を束ねて溜めていくという感じかもしれない。でも,手触りがいいっていうか,使ってて楽しいというか。

● このソフト,98にバージョンアップされたと思う。で,それでおしまい。消えてしまった。
 理由は(たぶん)MSがOutlookを出したこと。破竹の快進撃を続けていた頃のMSですからね。当時の標準ブラウザはインターネットエクスプローラー。そのブラウザと連動するメーラー機能を備えるPIMが出ては,Sidekickは消滅するしかなかったんでしょ。PIMに関しても,Outlookの方がずっと高機能だったし。

● Sidekickで作ったファイルは,CSVで吐きだしてエクセルで吸いあげることができたから,エクセルファイルになったりテキストファイルになったりして,すべて生き残っている。
 だから,ま,Sidekickが消えて困ることはないといえばないんだけど,懐かしく思いだすソフトのひとつだ。っていうか,ほとんど唯一のものだ。

● 今だと,カード型データベースソフトを単体で使うしかないんだと思うんだけど,スマホとの連携が第一の要請になるんでしょうね。PCで作成してクラウドに置いておく。スマホで閲覧する(あるいは,ちょこちょこと付け加えていく)。
 そうしたアプリ,探せばあるんだろうけど。

2014年10月2日木曜日

2014.10.02 次はどのノートを使うかと考える無為な楽しみ

● 目下は黒のダイスキンを使用中。次は方眼セリスキンを使ってみようと思っているんだけど,その次はどうしようか。
 ダイスキンに戻すか,無印「開きやすいノート」を使うか,コクヨ「Campus」にするか。一応,「開きやすいノート」を使ってみようかと思ってるんだけど,つまりはそのときの気分次第。

● 何気にCampusになりそうな気もする。前回はC罫だったんだけど,今度はB罫。B罫なら合わせるペンはPreppyでいいんだけど,たぶん変えるだろうな。
 モレスキンで使っていたシグノでもいい。ただ,これはキャップ式だったのでね。Campusはノートカバーに挟んで使うことになる。カバーに付いているペンホルダーに合うのはノック式だ。ノック式のシグノも何本か持っているけど,ブルーブラックはなかったな。新たに買うだろうな。

● といった,どうでもいいことをあれこれ考えるのは楽しい。無為の楽しさ。
 もちろんね,どれだっていいわけですよ。何を使っても書くことは一緒だからさ。今日の昼は何を食べようか,醤油ラーメンにしようかカレーライスにしようか,っていうほどの問題ですらないと思うんですよ。
 それでも,どうしようかなぁと考えるのは(考えるとは言わないのか)楽しい。

2014年10月1日水曜日

2014.10.01 万年筆が苦手とすること

● Preppyに限らず,万年筆が苦手なことがひとつだけあるね。何かっていうと,定規をあてて線を引くこと。
 定規が汚れやすい。定規をひきあげるときに,引いた線から雨がふったりする。

● ま,注意深くやれば避けられるんですけど。あるいは,ちゃんとした定規っていうか,それを織りこんで対策を施してある定規もあるんだろうけど。
 でも,定規って滅多に使わないものなので,安いプラスチック製のですませているんですよね。すると,ときどき上の失敗をしでかしてしまう。

● どういうときに定規を使うかっていうと,ダイスキンをパラパラと見て,このブログに使えるネタを見つけ,文章を書き,ブログにアップしたあと。
 ダイスキンのその箇所に斜め線を入れる。このネタは使ったからね,もう使っちゃダメだよ,と。なので,定規を使うのはけっこう嬉しいときなんですよ。

● そうしておけば,同じネタの重複使用は避けられるか。残念ながら,避けられない。どうしてかというと,すこぶる単純な理由。
 同じネタをまたダイスキンに書いちゃうんですよ。