2017年2月28日火曜日

2017.02.27 Preppy,いよいよ寿命か・・・・・・

● 25日にノバオレンジのPlaisirを買った。それで拗ねたかのように,使用中のPreppyがインクを出さなくなった。
 まだわずかにインクが残っていたカートリッジを引き抜き,新しいカートリッジに替えてみたけれども,ダメ。カートリッジを押して無理にインクを送りこんでもダメ。大きく振ってみてもダメ。まったくウンでもスンでもない。

● 今までも調子が悪くなることはあったが,こうまで頑なにインクを出さないのは初めてだ。もうボクは用済みなんだよねと言っているがごとくだ。
 と,擬人的に捉えて,モノにも気持ちがあると考えてしまうのはあまりよろしくない発想だと思うのだが,そんなふうに考えたくなってしまう。

● これでPreppyが臨終だとすると,生存期間は2年と11ヵ月。使ったカートリッジは47本。Preppyを使って書き切ったダイスキンは何冊になるだろう。20数冊か。

● 生き返ってくれないかな。諦めきれなくて,しばらくイジってみた。ブンブンと振り回してもみた(もちろん,キャップを付けた状態で)。そうすると,わずかにインクが出る。つまり,インクが乾いてしまったわけではないのだ。
 ペンのあたりを斜めにするとインクが出るようになった。よしよし,復活したぞ,Preppy。
 と思ったら,またインクの出が悪くなった。ペン先が斜めにあたるようにしてみる。何とかインクがでる。正常なあて方にしてみる。インクが細ってしまう。かすれる。

● どういうわけなのだろう。が,我慢して書いていたら,どうにか正常に戻った。今度は大丈夫のようだ。
 少し拗ねてみせたのか。OK,このままキミを使い続けるよ。ぼくの引き出しに入っているペンたちの中で,先発を任せられるのはキミしかいない。酷使に耐えて,毎日完投してくれ。

● あららら。またダメになっちまったよ。どうも安定しない。行けるのか。ダメなのか。もう休みたくなったか。
 ちょっと間をおくと,インクが出なくなる。インクフローが安定しないのは,万年筆としては致命的なのだが。
 もし,Preppyが寿命なのだとすると,Plaisirもたぶん,これくらいしか保たないんだろうな。ペン芯はPreppyと同じなのだし,嵌合の仕組みも同じなんだから。万年筆ならぬ三年筆だ。
 Plaisirも1,000円なんだから,それくらい保てば良しとしなければならないのだろうが。Preppyに至っては言うにや及ぶ。

● と言っていたら,また復調した。どうやら今度こそは大丈夫なようだな。
 よし,こうなればこのPreppyを極限まで使ったらどれだけ使えるのか,それを確認してやろう。

● ひと晩おいたPreppy,完全復調。何の問題もなく使えるようになった。やや線が太くなったような気もするんだけど,なぁに,気のせいだろう。

2017.02.26 落合書店宝木店の文具売場

● 落合書店宝木店は本の売場も喜久屋書店に次いで広いんだけど,文具売場の広さが出色だ。従来よりさらに拡張された。
 ここより広い文具売場となると,宇都宮ではジョイフル本田の2階にあるジョイフル2と,上野文具の本店くらいだろう。

● ただし,上野文具はフロアが複数階に分かれていて,それぞれのフロアはけっこう狭い。ひとつの平面で収まっている方が探しやすいし,探さない場合であっても動きやすい。
 フラフラしてて,あ,こんなのもあったのかとプチびっくりを味わうには,ワンフロアの売場の方がいいですな。

● 4月に小学生になるのかと見える子どもを連れた家族連れが多かった。けっこうお客さんがいる。けっこうなことだ。
 日本では(たぶん,日本以外の国でも)文具を日常的に使うのは学生の間だけ。企業に勤めるようになれば,メインはパソコンでの作業になるだろう。あとはせいぜいボールペンと電卓とホチキスくらいしか使わない生活になる。
 児童,生徒,学生のうちに,文具の楽しさを発見できた人は幸せというべきだ。どうかその幸せを見つけてほしいと老爺心ながら,お祈り申しあげる。

● ここでは東京鳩居堂の和文具もかなり陳列してある。まぁ,鳩居堂の商品はていていの書店附属文具売場で扱っているように思われるんだけどね。が,ここにはかなりの数がある。
 それと,伊東屋のプライベートブランドであるロメオの製品もいくつか。ここに来れば伊東屋に行く必要はないというわけではないけれども,相当なマニアじゃなければ,だいたいここで揃うんじゃないだろうか。

● 伊東屋も定価販売,ここも定価販売。少しでも安い方がいいという人は,ジョイフル2かヨドバシの文具売場に行くだろうし,広く使われている文具はスーパーでも売っている。
 今なら百円ショップが最も誘引力の強い文具店なのかもしれない。アマゾンもある。アマゾンならないものはない。既存の文具店(には限るまいが)には脅威の存在だろう。

● しかし,まぁ,現物を手に取りながらあれこれ比較しつつ,一点に絞るという買い方をするなら,売場面積の広い文具店がいいですな。
 単純に手に入れるというだけではなくて,迷える楽しみを味わえる。これはスーパーや百円ショップでは味わえないだろうね。

● 注目したのはモレスキン型のノート。モレスキンを真似た豪華ノートがいくつか出ている(前からあったのかもしれないけど)。Lanybookの他にPaperblanksとかね。
 かなりデコラティブだ。値段もモレスキン以上に高かったりする。女性をターゲットにしているようだ(男はコクヨのCampusしか買わないかもしれないからね)。女性でもこういうのを買う人はあまりいないように思われるんだけど,売れるから置いてあるんだろうねぇ。

● こういうノートはあまりたくさんは書かない人が使うものかな。1冊で1年とか。いや,それくらいがむしろ普通でしょうね。たくさん書けばいいってわけじゃない。
 ノートなんて持っていないっていうのがマジョリティーだ。ノートを持ち歩いているっていうだけでマイノリティーに属する。

● ただね,モレスキンのパクリなら,ダイソーが出しているダイスキンがパクリの決定版だ。これだけは,心からダイスキンをお勧めしたい。
 なぜって,自分が使っていて,不満がないからなんだけどね。

2017年2月26日日曜日

2017.02.25 ノバオレンジのPlaisirを購入した。でも・・・・・・

写真はメーカーのサイトから拝借
● 宇都宮のベルモールに入っている落合書店の文具売場で,プラチナのPlaisirを購入この色に惹かれたんですよ。
 清水の舞台から飛び降りるつもりで買いましたよ。といっても,1,000円の万年筆なんだけど。ただ,ぼくは200円の万年筆(Preppy)を常用しているのでね。

● 万年筆は,中学校に入学したときに親がパイロットのエリートSを買ってくれた。大橋巨泉のCM(みじかびの きゃぷりときれば すぎちょびれ すぎかきすらの はっぱふみふみ)で有名なヤツ。
 社会人になってからは,モンブランもシェーファーもクロスも使ってみたけど,どうもぼくは高級品との相性がよろしくなくて,インク漏れをはじめとする事故に見舞われ,すぐに使えなくなってしまった。

● その点,200円のPreppyは毎日使っていて,まもなく3年目。現在,47本目のカートリッジを装着している。
 この万年筆,キャップと軸はスクリュー式ではなくて,嵌合式。材質は樹脂だから,何度も抜き差ししていると嵌合が緩くなってくる。そこが弱点。
 摩耗した突起部に瞬間接着剤を盛りつけるという延命策を何度も施している。

● けれども,ペン芯,ペン先は今のところまったく問題なし。これで200円はかなりすごい。
 とはいえ,キャップに縦にヒビが入ったのをテーピングでごまかしているし,嵌合用の突起部の補強もそろそろ限界に近いかなと思われる。
 あくまでも延命策で,カチッと嵌るようになるわけではない。元に戻ることはないわけでね。

● で,この際,Preppyのペン芯だけ残して,軸とキャップは金属製のPlaisirに替えようと思ったわけなんでした。ペン先,ペン芯は,PreppyもPlaisirも同じものであるらしいから。
 ところが,それを試してみたんだけど,結果はダメだった。軸とキャップをPlaisirに替えても,やはりうまく嵌合しない。

● 考えてみれば当然だった。キャップの内側の突起部が摩耗しているだけでなく,本体側の噛み合わせのための凸部の溝も摩耗してしまっているのだから。
 キャップ側は完全に改善された状態になっても,もう一方が元のままなんだから,嵌合も復元されない道理だ。

● もうひとつ。この嵌合の仕組みもまた,PreppyとPlaisirは共通している。キャップの内側に樹脂の突起部を付着させているのは,Plaisirも同じなのだった。本体部は共通なのだから当然同じ。
 Preppyはまず嵌合が緩くなってしまうのが一番の問題だった。それがそのままPlaisirにもあてはまってしまいそうだ。つまり,PreppyとPlaisirの寿命はあまり変わらないのではないかと思われるのだ。
 金属製のPlaisirにテーピングの必要はないだろうけれども,キャップ内側の樹脂の摩耗を防ぐ手だてはないだろうからね。

2017年2月20日月曜日

2017.02.20 勝負文具は持っていない

● 筆記具は自分の分身になりやすい。そうだとすると,あまりに安いものを使うことには抵抗を感じる向きがあるだろうと思う。自分が安くなったような気がする。
 ぼくは文具の大半を百円ショップで買うようになっている。そういう人はたくさんいるはずだ。
 けれども,勝負文具というのが別にあって,それは文具店や百貨店で買うってのが普通かもしれない。

● もちろん,筆記具が自分の分身だなんてのは,つまるところは錯覚にすぎない。そんなはずはないのだから。
 自分に揺るぎない自信を持っている人は,筆記具に限らず,持ち物にはあまりこだわらないのじゃないかと推測する。持ち物で武装する必要がない。持ち物で自分に付加価値を付ける必要がない。

● 一方で,自分に自信のカケラも持てないという人もいるだろう。そういう人たちもまた,勝負文具などというものには無縁だろう。
 だが,しかし。大半の人たちは,その中間。

● スターバックスでノートパソコンを広げている人がけっこういるけれど,そのパソコンはMacがかなりの比率を占める。彼らの多くは,Macを使うことによって,心理的に武装しているつもりになっているのじゃないかと思うことがある。
 Macには(Windowsとの対比でってことだけど),体制に属さない,会社に飼われているサラリーマンではなく自立した個人だ,知的な上流階級に属するクリエイティブな人間だ,といったイメージが今でもあるように思う。そうしたMacのイメージに寄りかかって,自分に付加価値を付けようとしているのではないか。つまり,中間層だ。

● 自分に自信があればそんなことをする必要がない。Macを使っているとしても,使いやすいからMacを使っている。
 スタバのお客さんの中には,そういう人もいるのかもしれないけどね。

● では,ぼく自身はどうかというと,やはり中間層に属する。ただし,勝負文具は持っていない。ペンは家でも外でもPreppyを使う。
 これは,たんに勝負の場に臨むことがないからだ。営業で成約したときに使う万年筆とか,売場でお客さんに貸すボールペンとか,そうしたものを必要としていないということ。暢気な人生をやっているからだ。

2017.02.20 価値とはつまるところセンチメンタルバリューか?

● 右は2月20日の読売新聞。
 楠田さんにとって,この万年筆の価値は,モンブランの限定品だってことじゃなくて,大滝秀治さんからの頂き物だってところにある。センチメンタルバリューだ。
 だから,おいそれと使う気にはなれない。いざ鎌倉というときに使う。あるいは,いざ鎌倉に対応できる自分になったら使う。

● 楠田さんにそう思わせる,大滝秀治さんは凄い人だと思う。が,こういう関係というのは,親子の間でも成立するだろうし,夫婦間でも成り立つだろう。
 わりとこの関係は成立しやすいものではある。相手への思い入れで決まるからだ。

● 結局,モノにまつわる価値ってのは,すべてセンチメンタルバリューになるのかもしれない。モノそれ自体じゃなくて。
 ただ,そうはいっても,センチメンタルバリューを担えるだけのものでなければならない。この記事の場合は,モンブランの限定品だから大滝秀治さんを支えることができたのかもしれない。

● もう一点。センチメンタルバリューを担うブツというと,たぶん,文房具(なかでも,筆記具)が一番多いだろうとも思う。文字表現を担う道具だからだ。
 表現された文章の中に書き手が宿る。書き手の魂が入る。実際にはどうなのかわからないけれど,一般的にそう思われている。
 筆記具は自分の分身になりやすいのだと思う。それゆえ,センチメンタルバリューの担い手にはピッタリなのだ。

2017年2月14日火曜日

2017.02.14 ダイスキンに何を書いているか

● 何を書くと決めているわけではない。そのときの気分で書き散らしているに過ぎない。
 仕事のことも書く。が,圧倒的に少ない。多いのはプライベートに属することがらだ。趣味のこと,ときにToDo・・・・・・。何をしたか,どこで何を食べたか。
 そういう外形的なことがらを書き綴っている。日記のようなものになっている。

● 自分がどこに体重を掛けているか。ダイスキンを見ると明らかになる。自分が書いたノートはたしかに自分を見える化している。
 あ,自分はこういう人間だったのか,まるでたいしたことないな,とキチンと認識できる手段となる。

● ダイスキンを心の憂さの捨て所にできればと思っていた。けれども,憂さを文字にしてノートに捨てるというのは,言うほど簡単ではないようだ。憂さを文字に変換するにはかなりのエネルギーがいる。怒りをぶつける,悲しみを綴るというのも同様だ。
 ぼくは,そういうことがあるとノートに向かわなくなる。ここできちんと文章にしておける人はたいしたものだと思う。

● それができる人は強い人だ。そうした強い人が世の中にはいるもので,たとえば林真理子『野心のすすめ』には,彼女が不遇の時代にそうしていたことが書かれている。むしろ,そうすることが唯一の耐え方だったと。
 ぼくはそういうときには独り言を言っている。あるいは,脳内で妄想を繰り広げている。その独り言や脳内妄想を文章に固定できればと思うし,現にそれができるひとを尊敬する。

2017.02.14 ダイスキンを使い終えた

● 使い始めたのは1月2日だったから,44日間で1冊を使い切った。だいたいこんなペースだ。
 1冊を使い切るのと,それだけで快感に包まれる。ボールペンも最後のインクまで使えると,じつにどうも嬉しくなる。万年筆のカートリッジも同じ。
 どういう理由によるものだろうか。妙な達成感があるんだよね。

● かつては,ダイスキンをしばらく使うと別のノートに移って,やはりダイスキンが使いやすいなぁと思って,ダイスキンに復帰する,しばらくするとまた・・・・・・という繰り返しだった。
 が,ダイスキンから浮気することがなくなった。ダイスキン以上のものはないと,決めてしまっている。このノートが百円で買えるというのは,いわゆるひとつの驚異といえるのではないか。

● ダイソーに行くと,いろんな大きさのいろんなタイプのノートが売られているけれど,中の紙質はそれも同じなのではないかと思うことがある。
 素人のザット見での印象だから,当たっていないかもしれないけど,できるコストカット対策はすべてやっているのだろう。
 そうでなければ,これを百円で売って利益を出すのは容易じゃないはずだ。中国のメーカーとタフな交渉をしているんだろう。っていうか,中国のメーカーがダイソーとタフな交渉を続けているのか。

● 筆記具を選ばないことと堅牢性において,ダイスキンはモレスキンを凌ぐ,とぼくは思っている。品質管理もダイソーの方がモレスキン社に勝る。
 モレスキンと比較して,ダイスキンにはポケットが付いていないという輩がいる。そんなものがなぜ必要なのかわからないけれども,欲しけりゃ使用済みの封筒でも使って自作すればいい。どうせたいしたモノを入れとくわけじゃないだろ。
 
● ダイスキンには横罫(B罫)しかない。無地と方眼を出してくれという要望をネットでしばしば目にする。
 が,そんなことを言ってるやつのどれだけが,無地や方眼ならではの使い方をしているものやら。

●ダイスキンの弱点をあげるとすると,安すぎることだろう。あるいは,ダイソーで売られていることだ。
 自分は百均製品を使うような人間じゃないと(半ば無意識にでも)思っている人はけっこう多いだろうからね。
 ぼくにはそういう自尊心がないので,ダイスキンのいいところしか目に入らない。当然,次に使うノートもダイスキンだ。溢れるほどの在庫があるのでね。

2017年2月13日月曜日

2017.02.11 OZ plus 2017年01月号 手紙って楽しい

編者 古川 誠
発行所 スターツ出版
発売年月日 2016.11.28
価格(税別) 593円

● パソコンだのインターネットだのが登場するはるか以前,高校時代の友だちと長く文通(死語?)していた。
 コクヨの一番安い便箋に安い万年筆(デスクペン)で書いていた。友人はボールペンを使っていた。
 しかし,いつからか疎遠になり,ついには途絶えてしまった。

● その手紙は出す前にコピーを取っていたので,出したのも受けたのも,スキャンしてPCのハードディスクに保存してある。

● 今は,ぼく一個に関しては手紙を書くことはなくなった。年賀状を唯一の例外として,ハガキを書くこともない。
 じつは,年賀状も今年からやめようと思っている。

● このムックは,その手紙の勧め。実例も紹介されている(わざわざこの本のために作ったものが多いように思われるが)。
 手紙を書くための便箋とか筆記具についての広告記事はない。

● で,この雑誌に触発されて,これからは手紙を書いてみようかってことにはならない。そもそも,手紙を書くような相手がいない。
 商売がら,手紙を書くのも営業の方法だという人も多いだろう。そんな中から,ひとつだけ転載。
 とくに肝心なのは,お店にいらしたときの会話の内容を手紙に書くこと。自分と過ごした時間を特別に思ってくれていると感じられたら,誰でも嬉しい気持ちになりますよね。(p35)
 この人,銀座のクラブのオーナーママ。

2017.02.11 プラチナの#3776センチュリーを試し書き

● 恵比寿駅ビル「アトレ」5階に入っている有隣堂。書籍もさることながら,文具の品揃えも充実。
 この日はモレスキン購入者に名前を刻印しますよというプレゼンテーションをやっていた。刻印する機械を持ちこんで。

● モレスキンについては,ぼくは冷淡。遠目にながめて,他の文具を見て回った。
 といっても,目下の関心は主に万年筆。史上最安のPreppyを使っていて,それをかなり気に入っているので,メーカーはPLATINUMをリスペクト。

● でも史上最安製品をずっと使い続けていいのかという疑問(?)もあって,ひとつ格上のPlaisirに移行しようかと思っている今日この頃。昨年,Plaisirにノバオレンジが加わって,この色いいなぁと思っていることもあってね。
 でも逡巡している。Preppyは200円,Plaisirは1,000円。いくらぼくでも,この程度の金額は出せるんですけどね。逡巡している理由は,Preppyをどこまで使い倒せるか試してみようと思っていることにあるんですよ。

● Preppyの弱点は一にも二にも筐体が樹脂であることだ。チープ感が漂うというのは問題ではない。だってさ,ぼくも貴方もPreppy以上にチープ感を漂わせていないかい。いないと断言できるか。
 問題は樹脂であるゆえに割れるということ。キャップを本体に抜き差ししている間に,キャップに縦にヒビが入る。嵌合を担当しているキャップ内部の突起が摩耗してくる。
 ま,そういうところが問題というか,Preppyの弱点であるわけだ。

● そこを何とかごまかしながら(テープを巻いて補強したりしてね)メインの筆記具として3年近く使ってきた。装着したカートリッジも47本になる。
 ここでPlaisirに移ってしまって,Preppyを放棄してしまうと,Preppyをとことん使い尽くすとどれだけ使えるのかを見極めることができなくなってしまう。

● けどね,そんなこと誰も気にしていないよなぁ。Preppyは果たしてどのくらいの潜在能力(寿命)を持っているのかなんてね。
 ゆえに,無理してPreppyを延命させていないで,ノバオレンジのPlaisirに移行すればいいんだな。

● Preppyにはスリップシール機構というインクの乾きを抑制するインナーキャップが取り付けられている。同じものがPlaisirにもある。
 が,このインナーキャップを備えたPLATINUMのフラッグシップは,#3776センチュリーだろう。

● 有隣堂ではその#3776センチュリーを自由に試し書きできるようになっていた。買いもしないのに店員さんを呼んで,ちょっと試し書きさせてくださいというのは気が引ける。
 が,そういう気兼ねなしに,試したいだけ試せるのはありがたい。細字と極細を試してみた。ペン先が大きいからか金ペンだからか,Preppyより書き味が柔らかいようだ。紙のせいかもしれないので,本当は試し書きの紙にPreppyでも書いてみた方がいいんだろうけどね。

● で,Preppyの次に買うんだったら,Plaisirじゃなくて#3776センチュリーだなと思った。というわけなので,今回もノバオレンジのPlaisirは買わないで終わった。

2017年2月8日水曜日

2017.02.07 100均ファンmagazine!

編者 木村大介
発行所 晋遊舎
発行年月日 2017.03.01
価格(税別) 580円

● 100均製品をいろんな視点(?)から評価。これは100均とは思えないほどに使える,これは100均バレしちゃう,とわりとズケズケ言ってる感じ。
 文房具は12~13ページに紹介されている。一部は80~81ページ。

● で,その文房具については「本家」という単語が頻出する。「本家」と比べて使えるか使えないかという観点からの評価になっている。
 LIFEの「ノーブルメモB7」(324円)に対するダイソーの「MEMO PAD」(108円)。ダイソーの勝ち。「見た目の完成度はもちろん,MEMO部分が裏移りしにくいなど,性能面も本家・LIFEノートに迫るほど優秀でした」という評価。

● モレスキン(2,160円)に対するダイソーの「ダイスキン」。「ハードカバー内側の部分もしっかりノリ付けされていて本家のクオリティをスミまで再現」というわけで,ダイソーの勝ち。
 しかし,ダイスキンに関していえば,「本家のクオリティをスミまで再現」という水準ではなくて,それを超えている。
 少なくとも品質管理については,ダイソーがモレスキン社を凌いでいる。ゆえに,個体差はモレスキンよりもダイスキンの方が小さいのではないか。

● 無印良品の「再生紙ダブルリングノート・無地」(180円)に対するSeriaの「Wリングノート」。「(表紙に)貼られているシールまで無印良品を意識しており完成度が高い」というわけで,Seriaの勝ち。
 この場合の「完成度が高い」というのは,見事にパクっているという意味だろうけど。

● マルマンの「スケッチブック」(280円)に対するSeriaの「スケッチブック」,ほぼ日手帳(2,160円)に対するSeriaの「B6フリーノート 368ページ」は,本家に及ばすとの評価。
 その他,ホチキス,クレヨン,マステ等について,比較記事がある。

● 何と言っても驚異なのはダイスキンで,これは比較対象のモレスキンが高額であるにもかかわらず,品質に難がありすぎることが与って力ある。

2017年2月4日土曜日

2017.02.04 日経トレンディ 2017年3月号-文房具大全200

編者 伊藤 健
発行所 日経BP社
発売年月日 2017.02.04
価格(税別) 556円

● 文房具は好きだ。といっても,主に使っているのはノートとペンとフィルム付箋くらい。しかも,自分にとっての定番が決まってしまったので,それ以外の文具についてはだいぶ疎い。特に,最近の文房具の進化,進歩についての情報はほとんど持っていない。
 ので,本書のような特集記事でそれを補っておきたいと思う。補ったそのあとに何があるのと言われると,特に何もないんだけどさ。

● 気になった商品は次の4つ。
 KIDSパーフェクトペンシル ファーバーカステル
 消しゴムで消せる赤(青)鉛筆 三菱鉛筆
 スマートフォン用充電&転送キーホルダー型ケーブル ダイソー
 ミミック 五十音

● KIDSパーフェクトペンシルはかのパーフェクトペンシルのKIDS版。といっても,機能だけを取りだせば,パーフェクトペンシルを百パーセント代替できているのではないか。パーフェクトペンシルとは材質ももちろん違うし,樹脂のチープ感は漂うんだけど。
 価格は648円。パーフェクトペンシルはいくらだったか。3万円か。

● 五十音謹製のミミックも鉛筆絡みだ。つまり,鉛筆ホルダーなんだけど,万年筆と区別がつかない。胸ポケットから取りだしてキャップをはずすと,出てくるのが鉛筆というのがミソだ。
 ただし,価格は11,080円。鉛筆にお洒落をさせるために,これだけ出すかどうか。

● 普通の鉛筆と同じように消しゴムで消える色鉛筆。色鉛筆はまず使わないんだが,ガシャガシャと書いて,消しゴムでワシワシと消して,おーっ,消えるぅ,という快感を味わってみたい。
 スマホには必須の充電&データ転送用のケーブルが,こんなにお洒落になって,しかも108円とな。ダイソーはダイスキンだけじゃないんだな。

● 「万年筆事始め」と題して,万年筆について次のように書いてあった。
 10年前まで遡れば下落傾向だった万年筆市場。反転の契機の一つは,パイロットコーポレーションが07年に発売したインク「色彩雫」シリーズだ。(中略)オレンジや緑などのインクが,「手帳にかわいく書きたい」といった若い女性のニーズに合致。それを見た同社が,中のインクが見える透明ボディの「プレラ 色彩逢い」を税別3500円の低価格で発売すると,複数本をカラーペン代わりに持つ人が増え始めた。 市場転換の決定打は13年秋発売のパイロット「カクノ」だ。(p40)
● この記事は広告連動かね。このあと,安価な万年筆を紹介しているわけだが,群を抜いて安いPreppyは終わりの方に登場する。
 Preppyは200円。1,000円のカクノやプレジールを売るのも,Preppyを売るのも,かかる手間は同じだ。だったら,1,000円のを売りたいよってことなのかと邪推したくなるね。

● ただ,この記事で万年筆の長期低落傾向を止めたのは,万年筆そのものではなくてインクだったことを知ったのは(文具ファンの間では常識になっているのかもしれないけれど),ぼく的には収穫だ。
 思いがけないところから助っ人が出てくるものなんだな。っていうかですね,もはや主役はインクであって,万年筆はインクの従者になっているのかもしれないよね。
 万年筆に高級感を求めるとか,アクセサリー的な機能を果たしてもらうとか,それそものがダッセーってことになっていくのかもしれないよ。