2014年12月30日火曜日

2014.12.30 付箋はクリエイターのもの?

● ポストイットに代表される糊つき付箋。仕事でもプライベートでも,文字を書く場としては使っていない。
 その理由のひとつは,付箋が必ずしも安くないからだ。ダイスキンに書いていることをすべて付箋に書くとしたら,どれだけコストがかかってしまうか。

● 長く残すには付箋は不向きだ。あとの整理が面倒だし,散逸の可能性も高くなる。
 ノートに向くもの,付箋に向くものが当然ある。ぼくが書いている雑記的メモは,ノートに向いているものだ(と思う)。

● 付箋に向くものは,アイデアや発想を促すための使い方かなぁ。そのまま完成型になることはないけれども,書きとめておかないとすぐに消えてしまう一瞬のひらめきを固定するためのツール。
 そして,次のステップの素材になるようなもの。

● 要するに,事務屋ではなく,クリエイターの御用達品というイメージだね。事務屋=ノート,クリエイター=付箋,という。
 ただし,こうした二分法がすでにクリエイター的ではないと思う。事はそう単純ではない。

● さらに,付箋を常用している人の大半は,クリエイターではないだろう。付箋の実際の使われ方は伝言メモではないか。使い捨てのメモ用紙として使われていることが多いのじゃないか。
 使い捨てのメモに高価な付箋が使われているのは,豊かな証拠だ。けっこうなことだと思う。

● が,付箋ってけっこう可能性を感じさせるところがありますよね。うまく使えば相当なことができるんじゃないかと思わせるっていうか。
 文具店の種々様々な付箋の前で立ちどまってしまうのは,そこに思いが行くからだと思う。しばしの妄想に浸るわけだね。

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