2014年12月19日金曜日

2014.12.19 読売新聞の万年筆特集記事

● 12月18日の読売新聞(朝刊)に万年筆に関する記事が載りましたね。その記事によれば,万年筆の輸入額が大きく増えているんだねぇ。2002年に8億7千万円だったものが,2013年には13億9千万円に増えている。為替レートの変動なんかじゃ説明がつかない増え方ですよねぇ。
 ほんとかねと思いましたね。全然ピンとこない。自分には関係ない世界のできごとだから。

● 舶来万年筆のすべてが高価高級というわけではないにしても,相当な増え方だ。その間,国内メーカーが手を拱いていたわけではないだろうから,かなり万年筆ユーザーが増えていることになる。
 ユーザーが増えていないのなら,一人あたりの所有本数が増えていることになる。

● ルイ・ヴィトン(松屋銀座店)にも文具コーナー「ライティング・ユニバース」ができたらしい。「革新的な技術を取り入れられる文房具は,ブランドの伝統や洗練された世界観を表現できる」とあった。
 なるほど。といっても,ぼくにはよくわからないな。そういうものなのかと受けとめておくしかない。

● その店員の話が紹介されていて,それによれば「タブレット端末が普及し,ペンなしで仕事ができる時代。だからこそ,特別感のある1本をお客さまが増えています」とのこと。
 そうなのか。「特別感のある1本」かぁ。

● ぼくは200円のPreppyしか使っていない。特別感のあろうはずもない。
 万年筆は徹底的に実用品だと思うけどなぁ。「特別感のある1本」を持っている人って,小判を持った猫と何が違うんだろ。
 って,大きなお世話だけどね。自分のお金を何に使おうと,もちろん,その人の自由だもんな。

● 万年筆を人前で使うと「知的な大人であることを強調できます」ともあったんだけど,そんなもの強調してどうするのだ。
 知的であることを強調したいという時点で,すでに知的ではないように思うけど。

● 以上を自分で読み返すと,何だか負け犬の遠吠えという感じもする。

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