2014年12月31日水曜日

2014.12.31 年末にダイソーを覗いてきた

● JR宇都宮駅の隣にあるララスクエアに入っているダイソーを覗いてみた。30日のこと。今年最後のダイソー詣で。
 ドサッと入荷されていたB6の黒ダイスキンは残り3冊になっていた。入荷を確認したのは11日のことだから,20日間でそれなりに売れたんですかねぇ。
 A6は赤・黄・橙の3色。黒はいったん売れてからは再入荷されていない。その赤とオレンジは6冊ほど残っていた。

● 正直,まだこれだけ残っているのかという感じがした。もっと速やかに売れてもいいんじゃないか,ダイスキン。
 っていうか,もっと使ってやってくださいよ。いいノートだと思うんですけどねぇ。

● システム手帳のバインダーが新たに入荷されていた。バイブルとミニ6穴の2種。保存用ではなくて,常用するためのバインダー。価格は200円(+税)。
 たいていのバインダーが備えているペンホルダーやカードスリットはない。ほんとにシンプルなバインダーだ。

● ぼく一個についていうと,ペンケースを持ち歩くようになったので,ペンホルダーはなくてもいい。銀行のキャッシュカードやクレジットカードは財布に入れておくし,カードケースを用意すればすむ話だから,カードスリットがないのも,べつにかまわない。
 この200円製品で充分だなと思った。

● 充分だと思うんだけれども,ではこれを使うかと言われると,首を縦にはふれないかな。不都合は何もないんだけどね。
 毎日使うものこそいいものを,という気持ちも捨てきれないんだよね。何でもかんでも百均製品というわけにはいかない。バインダーとなると,さすがに消耗品ではないわけだし。

● といいながら,ペンはPreppyで満足しちゃってるんだけどね。
 ちなみに,今使っているのはポール・スミスのバインダー。つまり,さほどいいものでもないんだけど,ぼく的には精一杯のところかな。丸3年も使っているから元は取っている。

2014年12月30日火曜日

2014.12.30 付箋はクリエイターのもの?

● ポストイットに代表される糊つき付箋。仕事でもプライベートでも,文字を書く場としては使っていない。
 その理由のひとつは,付箋が必ずしも安くないからだ。ダイスキンに書いていることをすべて付箋に書くとしたら,どれだけコストがかかってしまうか。

● 長く残すには付箋は不向きだ。あとの整理が面倒だし,散逸の可能性も高くなる。
 ノートに向くもの,付箋に向くものが当然ある。ぼくが書いている雑記的メモは,ノートに向いているものだ(と思う)。

● 付箋に向くものは,アイデアや発想を促すための使い方かなぁ。そのまま完成型になることはないけれども,書きとめておかないとすぐに消えてしまう一瞬のひらめきを固定するためのツール。
 そして,次のステップの素材になるようなもの。

● 要するに,事務屋ではなく,クリエイターの御用達品というイメージだね。事務屋=ノート,クリエイター=付箋,という。
 ただし,こうした二分法がすでにクリエイター的ではないと思う。事はそう単純ではない。

● さらに,付箋を常用している人の大半は,クリエイターではないだろう。付箋の実際の使われ方は伝言メモではないか。使い捨てのメモ用紙として使われていることが多いのじゃないか。
 使い捨てのメモに高価な付箋が使われているのは,豊かな証拠だ。けっこうなことだと思う。

● が,付箋ってけっこう可能性を感じさせるところがありますよね。うまく使えば相当なことができるんじゃないかと思わせるっていうか。
 文具店の種々様々な付箋の前で立ちどまってしまうのは,そこに思いが行くからだと思う。しばしの妄想に浸るわけだね。

2014年12月29日月曜日

2014.12.29 最も頻繁に使うパソコンソフト

● ChromeとGmailをべつにすればってことなんですけど。
 ぼくの場合はWindowsの付録についてくる「メモ帳」ですね。圧倒的にこれを使っている時間が長い。
 要するに,テキストファイル。ネットからダウンロードするにも,テキストだけをコピーして,「メモ帳」にペーストする形が多い。
 ハードディスクの容量が貴重だった頃のクラシックなやり方を今でも続けているんですな。身についた貧乏癖はいつまでも抜けないものです。

● むかぁし,WZエディタなんぞというのを購入したこともあったんだけど,ほとんど使わなかった。「メモ帳」で充分。
 なぜかというと,プリントアウトをしないから。書式を整える必要がない。プリンターも持っていませんしね。
 ほんと,ベタに文字を書くだけなんですね。このブログも「メモ帳」で書いて,Bloggerにカット&ペーストするというやり方をとっている。

● シンプル極まりない。書くことしかできない。だからこそ,長く使い続けてこられたのかも。
 もっと使い勝手のいいテキストエディタがあるんだろうけど,これからも「メモ帳」でいいと思ってますね。

● あとはExcel。諸々のリストを作るのにExcelのお世話になっている。
 昔よくいわれたけれど,Excelの機能を100とすれば,そのうちのどれくらいを使っているか。Excelの機能の全貌はまったく把握していないけれど,たぶん,0.3か0.5くらいのものじゃないかと思う。
 計算なんかしないから。ひたすらセルに文字を入れていくだけだから。その程度でぼくは足りる。

● あとはWordを少々と,たまにiTunes,といったところですかねぇ。
 ぼくのパソコン活用はこんな程度にとどまっている。

2014年12月28日日曜日

2014.12.28 海外旅行もアナログになる,かな

● ポメラは持ってないけど,はるか昔にNECが出したモバイルギアは4台持っている。うち2台は乾電池で駆動するタイプ。4台とも今でも動く。もちろん,ワープロ専用機としてしか使えないけど。
 昔は,海外旅行に出るときにモバイルギアを持っていった。記録を残しておきたいじゃないですか。帰ってからでは記憶があやふやになってるし,まとめて書くことになるから,億劫さが先に立って,結局,書かないで終わる。
 こういうものは現地処理が一番でしょ的な。

● 当時は,ノートにペンで書くなんて,発想の片隅を擦りもしなかった。あり得ないと思っていた。ある程度以上に書くのに手書きってのはね。
 今はどうだろ。たぶん,モバイルギアは置いていくかもしれない。

● ダイスキンとPreppyだけ持っていくかも。書くことがたくさんあって嬉しいなと,嬉々として書いているんじゃあるまいか。
 どうもそんな気がする。これ,ひょっとして子ども返りなのか。

● 海外旅行に出ることじたい,これからあるかどうかわからない。それこそ,億劫さが先に立つようになっているから。
 でも,行くときに持っていく電子器機は,スマートフォンだけになるんじゃないかな。って,ぼくが使っているのはdocomoのiPhone5Cなので,SIMフリーにはならないんだったな。これも持っていくことはないか。
 純粋なアナログ旅行になるかもしれない。

2014年12月27日土曜日

2014.12.27 電車の中でダイスキンを使ってみた

● 某日,乗っていた電車が,まもなく宇都宮駅に着こうかというところで停まってしまった。信号機の故障だったらしい。
 だいぶ長かったように感じたんだけど,実際は20分程度だった。

● で,その間,手持ちぶさたでね。雑誌は読み終えてしまったし,音楽を聴くのにもちょっと飽きたし。
 かといって,何もしないで耐えているのでは,苦痛を増大させるだけだ。

● なので,鞄からダイスキンとPreppyを取りだして,“心にうつりゆくよしなしごとを”書いてみることにした。
 左手でダイスキンを持って右手で書くわけだ。このスタイルでもけっこうまともな字が書けるんですね。

● ハードカバーの威力はなるほどこういうことかと思った。表紙がペラペラのノートだったらこうはいかないからね。
 ハードカバーが好まれるのは,こういうところも理由のひとつなのだなぁと,自分で体験してみて実感した。

● ただし,座っていたからね。立って書くのとは,ちょっと違うんだと思いますけどね。
 それから,電車が停止していたこと。走っていたら,だいぶ書きづらいでしょうね。

2014年12月26日金曜日

2014.12.26 ノートに投影した自分との対話で日々をうっちゃることができるか

● この前に使っていた赤ダイスキンは,できるだけたくさん書いて,早く使い終えようとしていたところがあった。とにかく,無理にでも吐きだせ,みたいな。
 今は,そうした気持ちは少なくなった。が,吐きだせるのものはどんどん吐きだしていこうという基本は同じだ。

● で,吐きだしやすいのは軽いもので,重いものを吐きだすのは,吐きだすこと自体が難儀というか,踏ん切りがいる行為だなと思っている。

● 内気で引っ込み思案で友だちができにくい性格の子どもが,読書や空想に向かうというのはありそうなことだ。
 そのとき,彼に1冊のノートと鉛筆があったらどうだろう。自分を投影したノート(=外部化した自己)を話し相手にできるだろうか。

● できると思う。ただ,それができる子は,年齢にもよるけれども,何というか,なかなかの子なのだと思う。
 大人でもできない人が相当いるのではないか。たいていは,どうにかして生身の友人,話し相手を作ろうとするだろう。子どもも同じだ。
 自分の内的世界に没頭できるのは,ある種の強さだと思う。

● 自分はできるか。できないだろう。外を気にする。話し相手ができたら嬉しいと思うに違いない。
 これから老境を向かえるにあたって,ダイスキンに投影した自分と語り合うだけで,死ぬまで諦めを伴った心の平安を保てる自信は,ない。

2014年12月25日木曜日

2014.12.25 新入社員にあげたダイスキンが安っぽく見えた件

● オレンジのA6ダイスキンを5冊ほど新入社員に差しあげたんですけど。彼女,ちゃんと使ってくれていて,とても嬉しいんですけど。

● ある打ち合わせの場に,そのダイスキンを持ちこんで,ときどきメモを取っていた。そのダイスキンのたたずまいを見て,アレッと思った。
 ダイスキンがちょっと安っぽく見えてしまったのでね。

● 自分のダイスキンはそんなふうに見えたことはないんだけど。人のはいかにも百円と見えたりするものなのか。ぼくのダイスキンも人が見ると,“いかにも百円”に見えたりするのかねぇ。

● 色がオレンジだからってことはないと思うんだけどね。日のあたり具合によるのかもしれない。クリーム色の紙が,日焼けしているように見えたのかも。

● でも,実際に百円の製品であるわけで,安っぽく見えたところで,だからなに? という話ではある。たぶん,彼女も便利に使っているはずだ。それで充分。
 そこからさらに,見てくれまで問題にするのは,ダイスキンに対する要求が過大だということになるのかも。

2014年12月24日水曜日

2014.12.24 Preppyのキャップのしまりが緩くなってきた

● 嵌合の度合いが弱くなってきた。そのうち,引っかかりがなくなって,下に向けるとストンと落ちてしまうようになるかもしれない。そうなれば,さすがに使い続けることはできないけれども,使いつぶしたという満足感は残るだろうな。
 すでにカートリッジも10本目に入っているし,200円でここまで働いてくれれば充分だ。予備も買ってあるし,極細もあるしね。

● キャップ割れは起きていない。ここまで開け閉めが緩くなれば,もう起きることもないだろう。
 ちなみに,使用中にキャップを尻軸に載せることはしていない。

● なんとか延命を図る方法がないものかとも思うんだけどね。すでに充分愛着ができていて,できればボロボロになるまで使ってやりたいんで。
 キャップ割れに対してなら,あらかじめテープを巻いておくことができるけど。

● こういうものはきちんと耐用何年と考えて設計してあって,耐用年数が過ぎれば設計どおりに壊れるようになっているのだろう。
 が,できるだけ長くもってほしいぞ。

2014年12月23日火曜日

2014.12.23 ダイスキンに色々書いているけど,つまりは日記か

● 去年の途中(2月だったか3月だったか)までパソコンで日記を書いていたんですよ。まず読み返さないんでムダだと思ってやめたんだけど。
 それから,ほどなくして,6月からA6ノートにペンで何やら書くようになったんですけどね。

● 結局は,日記を手書きで書くようになったってことですかね。何だかんだ言ってもね,その日に起きた出来事,自分がやったこと,それらにまつわる喜怒哀楽を書いているわけだからね。
 結果において,日記になっているかなぁ。

● で,日記として見た場合も,パソコンで書いていたのより充実してますね。質はともかく,量的にたくさん書いているから。
 パソコンで書くとなると,夜,パソコンの前に座って,1日分をまとめて書くしかないもんね。その時点で忘れていることだってあるし。今の方式だと,思いついたことをその都度書いていけるから。
 忘れるべきことは忘れてから書いた方がいいのかもしれないけど。

● 日記は日記としないで,こんなふうに書いていけばいいのかもしれないな。日記だと思うから続かないのかもしれないね。

2014年12月22日月曜日

2014.12.22 「大人の鉛筆」を購入

● JR宇都宮駅ビルに入っている八重洲ブックセンター宇都宮店。アウトレットコーナーがなくなって,代わりにステーショナリーコーナーができていた。つまり,文具も商うようになってた。
 正確にいうと,復活したってことですね。その昔も文具は扱っていたからね。

● とんがった品揃えではなく,ノートやボールペンをはじめ,メンディングテープなど,普通に使われるものが並んでいる。当然のことだ。
 Preppyはなかったようだ。パイロットのカクノはあったけど。

● ご祝儀で何か買わないとと勝手な理屈をつけて,北星鉛筆の「大人の鉛筆」を買ってみた。藍色。芯削り器がセットになっていて,680円。2Bの替え芯(5本入)も。こちらは150円(いずれも税抜き)。
 文具雑誌でもよく取りあげられているので,気になっていた商品。やっと買えた。って,まず使うことはないだろうと思ってるんですけどね。

● 子ども返り願望ってあるみたいで,子どもの頃に使っていた鉛筆をまた使ってみたいと思うことがある。
 だが,しかし。墨芯を使うシーンは,まったくではないけれども,ほぼ,ぼくにはない。

● そのうえで考えてみる。この「大人の鉛筆」は芯を削らないで使いたい。チマチマと細かい文字を書くんじゃなくて,軸の中ほどを持って大きめの紙に頭の中身を写しとりたい。
 2Bだから筆圧はいらない。軽く滑らせるようにして,描くように書きたい。

● コクヨの鉛筆シャープと同じ使い方になる。こちらは職場で。「大人の鉛筆」は自宅で。

2014年12月21日日曜日

2014.12.21 ぺんてる GRAPH PEN

● 製図用シャープペンではなく,GRAPH PEN S20の方。油性もあるけど,ぼくが持っているのは水性。筆記線幅が0.1㎜の青と黒を何本か持っているんですよ。
 「イラスト,スケッチ,設計図,図表,グラフ等にご使用下さい」とあるから,普通に文字を書く用途に作られたものではないようなんですけど。
 それに,今も生産されているのかどうかもわからないんですけど。

● 前にもちょこっと使ったことがあるんだけど,書き味はいい。筆圧が要らない。
 だいぶ古くなっているんで,早く使わないと使えなくなってしまいそうでね。生来のケチ根性が頭をもたげて,そうなる前に使わなきゃと思って。

● Preppyはしばらく置いておいて,こちらから先に使っていこうかなと思って,また少し使ってみた。こちらは文字しか書かないんだから,メーカーが想定した用途とは別な使い方をするわけなんですけど。
 線の太さ(細さ)は極細Preppyとほぼ同じか,もっと細いくらい。ダイスキンのB罫にはやや細すぎるか。

● 結局ね,普通に文字を書くには軸が細すぎるんですね。ある程度書くと,けっこう手が疲れてくる。長く使うには不適。
 もっと軸が太ければ,これ,通常筆記にもかなりいい筆記具でしょうね。特に,学校の先生が,通知表を書くなんてときはかなり便利でしょうね。と,思えますね。

2014年12月20日土曜日

2014.12.20 コクヨのCampus SlimB5

● どういうわけだか,会社の片隅にこのノートがあった。未使用で1冊だけ。普通にA罫のやつ。誰かが買って忘れたのかもしれない。
 これを何に使えるか考えてみた。妙案は浮かんでこない。

● ぼくの場合だと,手書きメモはダイスキンに集めているし,それ以外にノートを使う機会はない。結局,元の場所に戻しておいた。

● 本当にできる人は,ダイスキンだ何だとこだわらないのかもしれない。たまたまあるノートを使う。1冊主義だとしても,その1冊を選ぶことはない。
 そんな気もするんですけどね。受験生でもできる人って,あんまり参考書を選ばないような気がする。あれこれ評判を聞いて,あれがいいかこれがいいかと考える人は,2番手以下っていうイメージ。

● ぼくは2番手以下なんだな。A6がいいかなとかB6にしようかなとか,ダイスキンかな無印の「開きやすいノート」かなとか,ま,いろいろ考えるからね。
 だから,こんなブログも書いているんだけど,文具使いの真の達人は,こうしたブログなんぞ書いたり読んだりしていないものかもしれないな。

●  って,なんでこんな話になったんだ?  一番手なら,すっとこのノートを使うだろうってか。
 そうとも思えないな。

2014年12月19日金曜日

2014.12.19 読売新聞の万年筆特集記事

● 12月18日の読売新聞(朝刊)に万年筆に関する記事が載りましたね。その記事によれば,万年筆の輸入額が大きく増えているんだねぇ。2002年に8億7千万円だったものが,2013年には13億9千万円に増えている。為替レートの変動なんかじゃ説明がつかない増え方ですよねぇ。
 ほんとかねと思いましたね。全然ピンとこない。自分には関係ない世界のできごとだから。

● 舶来万年筆のすべてが高価高級というわけではないにしても,相当な増え方だ。その間,国内メーカーが手を拱いていたわけではないだろうから,かなり万年筆ユーザーが増えていることになる。
 ユーザーが増えていないのなら,一人あたりの所有本数が増えていることになる。

● ルイ・ヴィトン(松屋銀座店)にも文具コーナー「ライティング・ユニバース」ができたらしい。「革新的な技術を取り入れられる文房具は,ブランドの伝統や洗練された世界観を表現できる」とあった。
 なるほど。といっても,ぼくにはよくわからないな。そういうものなのかと受けとめておくしかない。

● その店員の話が紹介されていて,それによれば「タブレット端末が普及し,ペンなしで仕事ができる時代。だからこそ,特別感のある1本をお客さまが増えています」とのこと。
 そうなのか。「特別感のある1本」かぁ。

● ぼくは200円のPreppyしか使っていない。特別感のあろうはずもない。
 万年筆は徹底的に実用品だと思うけどなぁ。「特別感のある1本」を持っている人って,小判を持った猫と何が違うんだろ。
 って,大きなお世話だけどね。自分のお金を何に使おうと,もちろん,その人の自由だもんな。

● 万年筆を人前で使うと「知的な大人であることを強調できます」ともあったんだけど,そんなもの強調してどうするのだ。
 知的であることを強調したいという時点で,すでに知的ではないように思うけど。

● 以上を自分で読み返すと,何だか負け犬の遠吠えという感じもする。

2014年12月18日木曜日

2014.12.18 鉛筆のはかなさ

● 鉛筆の芯ってどのくらいが文字を書くのに使われてるだろうね。大半は削られて捨てられてしまうよね。どのくらいが文字を書くのに使われているんだろう。
 鉛筆ってさ,途中まで使って捨てられるよね。もっというとさ,まとめて買われて,使われないままに忘れられているのが相当あるよね。そういうのって結局,捨てられる運命じゃん。
 生産されたもののどのくらいが,使われているのかねぇ。

● ひょっとするとさ,実際に使われるのは生産された鉛筆の2割で,その中で文字を書くのに使われる芯が芯の中の2割だとするとさ,生産された鉛筆のわずか4パーセントが文字として紙に残っているってことだよね。
 残り96パーセントは捨てられているんだよ。はかなくない? 魚の卵の孵化率よりちょっとはましっていう程度じゃない?

● 消しゴムだったら捨てられるのが仕事だからさ。仕事をしたあとに捨てられるわけだからいいんだけどさ。鉛筆で捨てられるのはなぁ,鉛筆に生まれてきた甲斐がないじゃん。

● でもさ,こういうのって鉛筆に限らないよな。ボールペンでもさ,タダで配られて使わないで捨てちゃうのがあるもんな。
 マーカーペンもさ,たくさん買われて,使われる前に干からびちゃってるのが,相当ありそうだなぁ。

● っていうかさ,シャープペンもボールペンも万年筆もぼくの手元にどっさりあるよ。何十本あるだろう。ほとんど使ってないぞ。
 今まで買った筆記具で使わなかったものと使ったものを仕分けすると,使わなかったものの方がずっと多いんじゃないかな。それって,ぼくに限った話じゃないよね。
 となるとさ,筆記具ってなんだか可哀想だよね。特に鉛筆。涙が出そうだな。

2014年12月17日水曜日

2014.12.17 ダイソーカレンダーを使ってみた

● ダイソーで買ったカレンダー,早々に使い始めることになっている。仕事場でメンバーの予定をまとめておくために買ったので,当然,そのような使い方をしている。
 以前から別のカレンダーでやってたんだけど,書きこみスペースが足りなくて,少々窮屈なところがあった。
 別のカレンダーってのは,タダでもらえるやつね。

● が,書くスペースがたっぷりあると,使い勝手がぜんぜん違ってくる。たとえ百円でも自腹を切った方がいいですな。

● ただなぁ,そもそも何のためにメンバーの予定をまとめておくのかっていうのがね,バカバカしい理由によるんで,要はやらなくてもいいことをやっているともいえる。
 でも,ときたまこれが役に立つことがある。

● ともあれ。だいぶ古紙混入率が高いと思われるこのカレンダー,1年間便利に使えそうだ。

2014年12月16日火曜日

2014.12.16 Preppyの気分変動

● 極細Preppyを買ってからも,メインで使っているのは細字の方。その細字のPreppy,スルスルヌラヌラと書けている。
 ひっかかり感が少なくなった。紙とペン先の摩擦を感じながら書くのもなかなかいい味だと思うんだけど,これはこれで快適だ。
 速く書けるし,自然に筆圧がかからなくなる。

● ただ,ちょっと過剰フローではないかとも思える。どんどんインクが消費される感じ。気持ちがいいのは確かだけど。
 いや,これが万年筆の醍醐味なんでしょうね。スラスラとゲルインクボールペンと同じ速度で書けるっていうのがね。

● こうなると,インクを紙に載せていくっていう感じになる。そこのところもゲルインクボールペンに近づく。
 だけど,そこはそれ,ゲルインクと違ってインクが盛りあがるような感じで残るわけではない。紙と馴染んでいる。

● Preppyはいつもこんな調子ではない。使い始めた頃のようなインク出の悪さはないけれども,ちょっと便秘気味になったりすることはある。
 ボールペンが完璧に品質一定の状態が継続するのに対して,Preppyはそうではない。Preppyに限らず,万年筆はそういうものなんでしょうね。そこがまたいい,と。

● ただし,これ,Preppy側に理由があるのか,ダイスキンの紙質にムラがあって起こることなのか。そこはわからない。

2014年12月15日月曜日

2014.12.15 コクヨの鉛筆シャープ

● 9月に学研が出したムック『究極の手帳術』には,コクヨの鉛筆型シャープペン(PS-P101)が付録として同梱されている。墨芯はあまり使わないので,ずっと放ってあったんだけど, いいですなぁ,これ。
 芯径が1.3mm。2B以上の柔らかい芯を使うと極楽の書きごこち。グリップが緩やかなRをつけた三角形。軸は柔らかめの樹脂(エラストマー樹脂というらしい)。持ちやすい。

● 手帳には向かないと思うんだけど,電話を受けながらメモを取るとか,(ぼくはやらないけど)アイデア出しの初っ端に使うには,恰好の筆記具ではあるまいか。あとで清書する必要があるメモには,これがほぼ決定版ではないかと思う。
 こういった用途には,鉛筆の芯をとがらせないで使うとか,ユニホルダーを使うとか,今までにもその用途に合う筆記具はあった。0.9㎜芯のプレスマンは昔からあった。ぼくも2本持っている。
 北斗鉛筆の「大人の鉛筆」も気になっていた。こちらは鉛筆と同じ2㎜芯。1本持っておこうかなと思うこともあったんだけど,どうやら買うことはなさそうだ。

● 気楽に書いてもいい局面。気楽に書かなきゃいけない局面。そこにピッタリ合う筆記具だ。


(2015.01.13 追記)

 北斗鉛筆の「大人の鉛筆」,結局,買ってみました

2014年12月14日日曜日

2014.12.14 新年にあわせたノートの新調

● 新年になったらノートも新調することになるか。只今使用中のダイスキン,使い終えなくても今月いっぱいで使用終了にするか。
 それとも,新年だからといって特別なことをする必要もないと考えて,そのまま使い続けるか。

● 自分がどちらを選択することになるか,ちょっと楽しみ。
 というのは嘘で,後者になると思う。年の切り替えが特別なものだとは思わないので。1日は1日。1月1日が,3月8日や11月17日と異なるわけではない。

● 手帳は新しくなりますね。それに併せてノートもという人は多いかもしれない。ぼくはシステム手帳なんで,ここもあまり関係なさげだけど。

● っていうか,このダイスキン,ちょうど12月いっぱいで使いきるかもしれない。何となくペースはそんな感じ。
 逆に,12月30日や31日に新しいノートに移行する可能性もある。

2014年12月13日土曜日

2014.12.13 ダイソーでカレンダーを買った

● 某日。宇都宮ララスクエアのダイソーでカレンダーを買った。“2015年 A3縦型壁掛けホルダーカレンダークラフト”というやつ。MADE IN KOREA。
 書きこむスペースがたくさんあるのが,選んだ理由。

● 百均カレンダーとはいえ,お金を払ってカレンダーを買うのは,人生初体験だ。企業がくれるものを使っていたから。
 そもそもの話,ぼく一個はカレンダーの必要を感じたことがない。手帳を見ればいいんだし。今どきはスマホでOKだし。

● なので,自宅で使うんじゃなくて,職場に持ちこんだ。メンバー全員の行動予定表にする。
 じつは必要ないんだけどね。会社のイントラネットにあるスケジュール表にそれぞれ書いているから,それを確認すればいい話だもん。

● が,それだと人別に表示されるのでね。この日には何があるっというのをパッと見たいときには,カレンダーに書いておいた方がいいような気がする。時間コストに見合うかどうかはわからないけど。

2014年12月12日金曜日

2014.12.12 ダイソー探訪

● 11日,宇都宮駅前のララスクエアに入っているダイソーに立ち寄った。B6の黒ダイスキンがゴソッと入荷していた。
 A6は赤,黄,橙の3色のままだった。前回見たときと変わらず。つまり,あまり減っていなかった。みるみる売れていくという感じじゃないですよね。

● さすがに,これ以上に買いだめる気にはならないので,あるのを確認しただけなんだけど。それだけなんですけど。

● これいいかもと思ったのは,システム手帳用のインデックス。ペンホルダーが付いている。システム手帳のバインダーの中には,ペンホルダーがないのがあるからね。
 このインデックスを装着すれば,ペンホルダーも使えることになる。耐久性はわからないけど,便利だろうな。

● もうひとつ。同じくシステム手帳用のメモ帳ですね。リーフじゃなくて,束になっているのがいい。
 システム手帳の最大の欠点は,バインダーに綴じたままでは書く気にならないところだ。これなら,はずしたままにしておいても,散逸する危険がない。っていうか,はずしっぱなしにしておいて,全部使い終えたら,保存用のバインダーに綴じておけばいい。
 ただし,ディズニーキャラの絵柄が印刷されているので,そこがちょっと。

● 2㎜の替え芯(墨芯)があったので,これをはさむ本体(ホルダー)もあるんじゃないかと思って探したんだけど,見つからず。
 あれば,たぶん買ったろうね。ユニホルダーは赤と黒を持ってるんだけど(ほぼ,使わない)。

2014年12月11日木曜日

2014.12.11 昔のダイスキンと今のダイスキン

● といっても,ダイスキンを使い始めたのは昨年のことだから,それ以前のことは知らない。
 ゴムバンドにラメが入っていて,それが不評だった頃のダイスキンと,今年の夏に復活した黒ダイスキンの比較なんですけどね。

● ラメのときのダイスキンには背に丸みがある。黒ダイスキンは直線に近づいた。だから何がどうってことじゃないんですよ。わずかな差だしね。
 個人的には丸みを帯びている方が好みだけれども,使い勝手に変化はない。少なくとも,ぼくなんぞが使う分にはどっちも同じだ。

● 次に,紙の色。黒ダイスキンの方が,少しクリーム色が濃くなったように思う。たぶん,古紙の配合率をあげたのじゃないですかね。
 しかし,これまた,だから何だってことはない。同じようにわずかな違いでしかないし,使い勝手には何の変化も来していない。

● ダイスキンはそれだけで屹立しているところがいい。ノートカバーの助けも要らない。ペンホルダーも要らない(ペンはゴムバンドに引っかけておけばいい)。使い終えれば,本棚に自力で立つしね。
 これからも長く付き合っていくことになりそうだ。よろしくお願いしますよ。

2014年12月10日水曜日

2014.12.10 万年筆vsボールペン 2

● 方眼セリスキンを使っていたときには,SARASAでビッシリと文字を書いていた。紙にインクが載って,インクの分だけノートが重くなったような印象を受けた。
 が,今はダイスキンにPreppyで書いているんだけど,そうした印象はなくなる。ビッシリ書くのは同じだけれども,インクが紙に染みて,載っているという感じがしないことが理由だと思う。
 同じブルーブラックでも,ゲルインクに比べて,万年筆のインク色が柔らかいことも理由だろう。

● 筆記具だけの問題じゃない。紙も当然,関わってくる。罫線がゆったりしていることとか,インクを吸いやすいかどうかとか。

● ボールペンは筆圧をかけて書くものというのは昔の話で,水性やゲルボールペンはさして筆圧を要しない。わかっていても,筆圧をかけてしまうな。その癖が万年筆を使うときも出てしまう。
 筆圧をかけて書いたんでは,ボールペンも万年筆も似たような書き味になってしまいそうだ。

● でも,書いたあとの見た目はだいぶ違う。どちらがいいか。紙によって違ってくる。色,横罫か方眼か無地か,によって。
 ペンの強さと紙の強さがバッティングするのが一番困る。困るんだけど,組合せの妙を考える楽しい試行錯誤の時間を過ごすことができる。

2014年12月9日火曜日

2014.12.09 池袋東武の伊東屋でお買いもの

● 7日のことなんですけど。池袋に出る機会があったので,東武百貨店の7Fに入っている伊東屋さんを覗いてきましたよ。覗くだけでは申しわけないんで,いくつか買いものもしましたよ。

● 支店とはいえ,文具の聖地である伊東屋に,ぼくのような人間が足を踏み入れていいんだろうかと思うんですよね。おまえなんかが来る場所じゃないよと,自分でも思ってたりするんで。
 なにせ,ダイスキンとPreppyで足りている人間なんですよ。

● でも,そのPreppyを買うのが伊東屋に行った理由でして。
 先月,アトレ川崎の有隣堂で極細Preppyを2本買ったんだけど,1本を新入社員にあげてしまったので,もう1本買っておいてもいいかなと思ってね。

● ダイスキンに書くのはブルーブラックに限るんだけど,これは極細ではなく細字を継続使用中。でも,極細の細さだったら赤も使いたいなと思って。
 いえね,仕事で赤を使ってるんですよ。時々しか使わないんだけど。プラチナのデスクペンを使ってたんだけど,これがインクもれをおこしてくれて,指が真っ赤になってしまいまして。よし,極細Preppyに切り替えようと思ったわけです。

● あと,ヨメにも黒と赤を買ってやろうと思ってね。彼女,ハイテックCコレトに黒,赤,青,緑の4色を入れて,やはり仕事で使ってるんですけどね,黒がすぐになくなると言っていたのを思いだしてね。
 それほど使うんだったら,黒と赤は極細Preppyも試してみなよ,っていうわけで。

● で,極細Preppyを4本購入。ブルーブラック1,黒1,赤2。
 あと,ほぼ日手帳の“マミタス”を贈答品に使おうと思ってたんだけど,手に入らなかったので,代わりの手帳を求めることにして,それも一緒に購入。

● せっかく伊東屋に来たんだからね,高級品も見てきましたよ。
 まず,システム手帳のバインダー。以前,ここで柔らかくてポケットもちょうどいい具合に付いているのを見かけた。同じのがあるかなぁと思ったんだけど,見あたらなかったな。
 あっても,さすがに買えませんけど。

● あと,ガラスケースに陳列されている万年筆ね。これはじっくり見ていると,店員に声をかけられそうなので,そそくさと見ただけ。買う気はないんだからね。

● お客さんはここでも女性が多かったようだ。でも,高級万年筆やシステム手帳バインダーを買うのは,今でも男性が主体だろう。したがって,これらはあまり売れていないように思われる。
 2万円も3万円もするものをサッと買うのはやはり男性で,女性の多くはもう少し値頃感を重視しそうな気がする。化粧品やアクセサリーにはお金を使っても,実用品に対しては,これならこれくらいまでっていう目安を持ってるでしょ。実用品に関しては,彼女たちの財布の紐はけっこう固いんじゃないかなぁ。
 システム手帳のメーカーは,女性を意識した製品作りには興味がないようだよね。システム手帳じたい,主なユーザーは男性なんだろうね。

● 一方,ノートや(システム手帳ではない)手帳になると,女性に向けられたものが百花繚乱状態。ボールペンにもこの傾向がある。ディズニーとかサンリオのキャラクターをあしらったものとか。
 でも,あれですよね,大人の女性にシックリ来るものとなると,そんなにないよねぇ。昔とあまり変わらないんじゃないかな。逆にいうと,この分野については昔から充分にあったのかもしれない。
 男性が使うものを色違いでだすとか。ワインレッドであったり,ブラウンであったり,紺であったり。サイズを女性に合わせて小さくしたものも昔からあったように思うし。

● ぼく的には,男モノを使いこなしている女性ってすごくかっこよく見えるんだけどな。逆はみっともないだけだけど。

● 伊東屋の隣にも鳩居堂も店を出している。ここは女性に占領されていた。ポチ袋を熱心に見ている人が多かった。
 きれいな包装にこだわるんだろうね。問題は中身なんだから,ポチ袋なんか百均でもコンビニでもいいじゃないかと思ってしまうのは,quality of lifeが低いってことになるんだろうな。

2014年12月8日月曜日

2014.12.08 万年筆vsボールペン

● ボールペンはインクがなくなればリフィルを替える。使い切りタイプなら本体ごと取り替える。万年筆はカートリッジは替えるけれども,ペン先はずっとそのままだ。万年ペン先。
 ここが万年筆の面白いところであり,愛着が生まれる所以なのだろうな。手入れが必要で面倒な部分でもある。
 メーカーにとっては難しいところ,あるいは腕の見せどころになるのだろう。
 まぁ,ぼくが使っているPreppyは,事実上,メンテフリーだけど。

● ボールペンはとにかく色が一様。万年筆は濃いところと薄いところ,色の濃淡が出る。そこが味ということになるのだろう。手書きの味。
 ボールペンのように滑ることがない(少ない)から,万年筆で書くとゾンザイ感が少なくなる。書きなぐったという感が出ない。グジャグジャに書いても,時間がたつとそうは見えなくなるのが不思議。
 字が下手な人でもサマになる文字を書けそうだ。

● その分,速く書けるのはボールペンの方だ。仕事で使う筆記具は大半がボールペンになっていると思うんだけど,それには理由があるようだ。
 会議でメモをとる,電話中に用件を書きとめる,そういうときはボールペンが威力を発揮する。仕事で万年筆を使っているのは,生産性よりも個人の嗜好を優先させてしまっている人ではないか。

● というのは過度な単純化でしょうね。万年筆でも筆圧をかけずにサラサラと書く人がいるはずで。
 っていうか,それが上手な万年筆の使い方で,ぼくにはそれができていないということだと思う。

2014年12月7日日曜日

2014.12.07 なぜ,Preppyとダイスキンをこんなに好むのか 4

● というわけで,アッチに飛びコッチに飛びしながら考えて(?)みるんだけど,なぜPreppyとダイスキンを使いたくなるのかはよくわからないよ,と。

● 安さといっても,百均に行けば,ペンもノートも他にいくらでもある。なぜPreppyでありダイスキンなのか。商品の良さというのが厳然としてある。これは間違いない。
 もちろん,良さっていうのは,商品と使い手の間に発生するものだ。百均にある多くのノートは原価はどれも似たようなものだろう。その中で,ダイスキンを選ぶぼくのような人もいれば,そうじゃないのをいいと思う人もいる。良さというのは相対的なものだ。

● にしても。ダイスキンにPreppyで書くのって,今までになかった楽しい体験なんですよね。
 楽しいならいいじゃん,そのまま続けなよ,ってなものですよね。どうでもいいことをウザウザ考えていないでね。

● やっぱりなぁ,圧倒的なコストパフォーマンスってことに集約されちゃうのかねぇ。ぼくとしてはそうだと認めたくなくてね。
 だから,できればPreppyが1万円であっても同じように使うし,ダイスキンが千円であっても同じように使いますよ,と言いたかった。でも,さすがにそれはな。
 ただね,モレスキンが100円になっても,ぼくはダイスキンを使いますよ。これは断言できる。なぜなら,モレスキンだとPreppyが使えなくなっちゃうからね。

2014年12月6日土曜日

2014.12.06 なぜ,Preppyとダイスキンをこんなに好むのか 3

● 若い頃は高価なモノを持ちたいと思った。文具に関しても,万年筆や手帳はけっこう高いモノを買った。
 自己演出を考えてた? モノが自分を引きあげてくれると思った? 雑誌に載っているモデルに自分を重ねていた? いずれもあてはまると思う。

● ただ,昔は高級品と安物が歴然としていたように思う。品質と価格は比例するみたいな。だから価格で選べば間違いなかったっていう。
 今はグローバル化のおかげかどうか,安くてもいいモノが出てきた。

● たぶん今でも,価格と品質の間にはしっかりと相関があるのかもしれない。わずかな違いに大きなコスト差が存在するのだろう。見る眼がある人は,価格差だけのことはあると納得して高い商品を使うのかもしれない。
 ぼくにはそうしたレベルの違いがわからないから,価格だけで選んで,そこそこの品質で満足しているのかも。そうだと言われれば,たぶん,そうなんだろう。
 だとすると,ぼくがPreppyとダイスキンを好むのは,まさにコスパに惹かれているからだってことになるんだけど。

● 今,高級品に惹かれないのはなぜか。若い頃にやって気がすんだ? ときに価格と品質が比例しないことがあって,それは文具にわりと多いとわかった? 自分を良く見せるということに関心がなくなった?
 が,ペンとノートに関していえば,Preppyとダイスキンに不満がないからだ。ぼくにとってこの300円システムは鉄板だ。実質で満たされているので,文具にステータスを求めたり,自己表現のアイテムにしたりという,邪な発想がわかないのだと思う。

2014年12月5日金曜日

2014.12.05 ダイスキン,再入荷

● 宇都宮駅前のララスクエアにあるダイソーでは,10月初めにダイスキンが全部売れたのを確認している。以後,ずっと再入荷はなし。
 ダイスキンタイプの手帳は豊富にあるんだけど。

● ユーザーの自衛策としては,見つけたときに買いだめしておくこと。これ以外にない。1年分は確保しておかないと不安だな。
 ぼくはB6を含めれば5年分は買いためてあるから,全然平気なんだけど。

● ところが。再入荷されてましたよ。ただし,黒ではなく,黄と赤と橙のA6のみ。
 しかも,どっさりではない。なんか,別の店舗から廻してもらったっていう感じがした。

● ダイソーとすれば在庫を抱えたくはないだろう。一度にまとまった(しかし,確実に完売できる)量を発注して,短期間で売り切る。ユーザーが使い切った頃を見計らって,店頭に並ぶように再発注をかける。そうしているのだろうと推測する。
 ダイスキンのヘビーユーザーにしてみれば,その期間が長すぎるように思える。が,ヘビーユーザーだけがユーザーじゃないわけでね。

● 店頭から消えたらすぐに補充されるのがもちろん理想なんだけど,それをしないから,このノートが100円で供給できるのかもしれないね。
 ま,「ユーザーが使い切った頃を見計らって」っていうのは好意的に過ぎる見方だろうけれども,爪の先に火をともすような努力をダイソーはしているのだろうな。

2014年12月4日木曜日

2014.12.04 なぜ,Preppyとダイスキンをこんなに好むのか 2

● ではなぜ,こんなにもPreppyとダイスキンを好むのか。ちゃんと考えておいた方がいいかもしれないなと思ってね。
 といって,深い答えは出てきそうもないんだけどね。

● Preppyの問題。ダイスキンの問題。Preppyとダイスキンの相性の問題。この3つがあるはずだ。
 まず,Preppy。万年筆としてしっかり使えること。軽いのもぼくにはありがたい。握りやすい。これはPreppyの問題ではないけれども,ブルーブラックインクがいい。ぼくの好みに合う。

● ダイスキン。万年筆で書いても裏に抜けたり写ったりしない。綴じノートだから筆記の邪魔をするモノがない。左ページにも書きやすい。ハードカバーだから下敷き要らず。180度開くし,充分に堅牢だ。

● では,Preppyが1万円だったらどうだろうか。今と同じように使えているだろうか。ダイスキンも仮に千円だったら,やはりこれほどに偏愛しているだろうか。
 結局,安さがもたらす魅力があるんだと思う。が,それは具体的に何なのか。
 得した感? ほとんど財布を痛めずに大きな便益を受けているということ?

● けれど,それはモノを使う楽しさにはつながらないように思う(つながるのか?)。
 Preppyとダイスキンの相性の問題にしても,安さには安さが合うという言い方は気がきいているんだけど,それだけではない(それだけなのか?)。
 もし,ぼくが大富豪だったら,2万円や3万円のペンやノートをPreppyやダイスキンを同じ感覚で楽しく使っているだろうか。どうもそうではないような気がする。

● 安さっていのは,高い安いの比較ではなく,それ自体がチャーミングなんだろうか。色が白いのは七難隠すってのと同じなんだろうか。

2014年12月3日水曜日

2014.12.03 mono2014.12.16号-プレミアム文具が欲しい

編者 中山 基
発行所 ワールドフォトプレス
発行年月日 2014.12.02
価格(税別) 590円

● 100円のダイスキンと200円のPreppyで大いに満足してて,プレミアム文具がほしいとはまったく思わないぼく。
 なんだけど,こういう特集だとつい目をとめてしまいますな。

● フローティングペンが流行なんですか。そうなんですか。遊び心満載っていうか,遊び心だけでできているような製品だと思うんだけど,この雑誌の読者って20代,30代の若者なんですかね。
 フリクションも取りあげられている。これはぼくの周りにもけっこうな数のユーザーがいる。評判いいですよね。

● あと,文具店でわりと目立つのが,A4三つ折りホルダー。キングジムのオレッタですね。A4の書類なりコピー用紙なりを,三つ折りにして持ち歩くためのホルダー。こういうのが欲しかったんだよという人,けっこういそうだ。実際に製品にして見せられると,うまいなぁと思う。
 バインダーノートでもスリムサイズが売れているらしい。これには正直,食指が動かない。バインダーだと,(いちいち取りはずして書くのではない限り)筆記可能面積が小さくなる。それがスリムになったんじゃ,いよいよ書けるところが少なくなる。

● いわゆる金運カレンダーも紹介されていた。1999年に登場したんですな。その頃って,ドクターコパの“西に黄色で金運アップ”ってのが流行っていたんだったけな。
 累計販売部数が100万部に達したそうだから,それなりに売れているといっていいんですかね。今じゃ百均でも売ってるけどね。

● 文化服装学院・文化学園大学の購買部「GAKUEN SHOP」も紹介されている。オキナのプロジェクトペーパーA4・5㎜方眼に製図用のシャープペン,ホルダー型の消しゴムなど。
 書くんじゃなく描く系の人は,なるほどこういうものを使うのか。

● というわけで,15分ほど楽しむことができた。

2014.12.03 なぜ,Preppyとダイスキンをこんなに好むのか

● Preppyを使いたいから書く,ダイスキンを使いたいから書く,ということがある。ということは,Preppyもダイスキンもけっこうすごい商品なんだと思うんですけど。
 ぼくにとってはってことなんだけど,モレスキンを使っていたときには,モレスキンを使いたいから書くってことはなかったからね。

● 道具を使いたいという理由でその道具を使うことがあるのは,ぼくとしても初体験だと思う。子どもだった頃にはあったかもしれないんだけど,憶えていない。
 学研の中1コースの年間購読を予約するともらえた万年筆を使ってみたくて仕方がなかったってことはあったかもしれない。いや,逆にもったいなくて使えなかったか。今よりずっと貧しかったからね。

● 普段使いの商品で,その商品を使いたいから,とにかく何か書くという体験ができるのは,何だかとてもありがたい気分になる。
 しかも,両方併せて300円なんだから,お金って使いでがあるなぁと思う。ぼくがよほど安あがりですむようにできているんだろうか。

● ともかく,こうしてPreppyでダイスキンに何か書こうとすると,何かしら書くことが出てくるのは不思議だ。
 で,えてしてそうして書いたものが,ブログのネタになったりするのだ。

2014年12月2日火曜日

2014.12.02 ダイスキンの次もダイスキン

● 赤いダイスキンを使い終えて,さて,次はどんなノートを使おうか。って,またダイスキンにした。黒いダイスキン。
 同じノートを続けて使うのは,今回が初めてだ。

● 今までは,ダイスキンとダイスキン以外を交互に使ってきましたかね。ダイスキンに戻るんだけど,ダイスキンも使っている間に飽きる。別なのを使いたくなる。
 特に今回はコクヨのSYSTEMICを試してみたい欲求があった。

● んだけど,ダイスキンを続けて使うことに。赤ダイスキンを24日間で使えたので,飽きるところまで行かなかったのかも。
 Preppyで書けるってことも大きいと思うんだけど,これは別にダイスキンじゃなくてもOKですからね。

● メモノートとしてのダイスキンの秀逸さについては,理屈を考えだすと何となくあやふやなんだけど,体はよくわかっていて,自然に手が伸びるって感じですかね。
 もちろん,価格も大きな要素だ。お金ってこんなに使いでがあったのかと感じる機会はふたつある。そのひとつがダイスキン。
 ちなみに,あとのひとつは,安くて旨い食堂や酒場に行ったとき。

● これからも,当分は赤と黒を交互に使っていくことになるかなぁ。

2014年12月1日月曜日

2014.12.01 ダイソーの手帳 2

● 後日,県北の小都市のダイソーを覗いたら,こちらの方が種類が豊富。A6ダイスキン様の手帳もあった(→宇都宮のララスクエア店にも入荷された)
 見開き2ページのマンスリーと,やはり見開きで1週間のウィークリー。メモページはわずかになる。
 ウィークリーはレフトタイプ。能率手帳と同じで,これ1冊でかなり細かく予定は管理できそうだ。

● 造本がダイスキンと同じならば,堅牢性も充分なはずだ。1年間の使用に耐えるだろう。
 手帳も百円の時代が来たなぁと思った。既存の手帳メーカーにとっては,一定の脅威になっているのかもしれない。

● なっていないのかもしれない。従来の手帳ユーザーが値段に惹かれてダイソー手帳に乗り換えることはそんなにないように思うので。
 おそらく,今まで手帳なんて使うことのなかった人が,ダイソー手帳を見て使い始めているのかも。ダイソー手帳は手帳ユーザーの裾野を拡げる役割を担っていて,他社の顧客を奪うことはあまりないのかもね。
 そうだとしても,手帳メーカーにすれば,潜在顧客をダイソーに奪われていることになるのか。

● 1年間使うものを百均製品にしていいのか。そこを考える人が多いでしょう。
 ダイスキンvsモレスキンで考えれば,モレスキンは品質において万全とは言いがたいところがある。価格以外に,ダイスキンがつけいる隙があったと思う。
 が,ノルティにも高橋手帳にも,モレスキンのような隙があるとは考えにくい。様々なユーザー状況を想定して,様々な種類を取り揃えている。ダイソー手帳のアドバンテージは価格だけだ。

● 以前,ダイソーの幹部社員は自社製品を使っているのだろうかと思ったことがある。会議で使うノートはダイソー製品だろうか。ペンは100円のボールペンを使っているんだろうか。まさか,モンブランを持ち歩いているのじゃあるまいな。
 まして,手帳だ。ファイロファックスのシステム手帳なんぞを使っていたりしないだろうな。

● が,このダイスキン手帳を見ると,自社製品を使っているのだろうと思えてくる。スケジュールは秘書任せなのかもしれないけれども,もし自分で手帳を使っているのだとすれば,彼らが使ってもダイスキン手帳は使用に耐えるでしょ。おかしな佇まいではない。
 さらにA6ダイスキンをメモ帳にし,B6ダイスキンを業務用として使う。何も問題ない。ペンは自社製品のゲルインクボールペンでOKだ。