2014年5月31日土曜日

2014.05.31 あと数日で使い終わるダイスキン

● 使用中のダイスキンがあと数日で使い終わる。このあたりが,最も名残り惜しいというか,使用中のノートへの愛着が強まる時期だ。
 毎日書いてきたページをパラパラとめくってみる。まぁたいしたことは書いてないわけだけれども,ちょっとは愛おしい。

● 自己愛でしょうね。ダイスキンが自己の延長になる。手書きは自己愛を増長させる。良くも悪くも。
 自分の脳に浮かんだことを文字に固定しているわけだから,どうしたってそうなる。日記にはしていないつもりだけれども,いやおうなく日記的な色彩もおびている。それを愛おしいと感じるのは,典型的なナルシズムか。

● 同時に,使い終える数日後が待ち遠しくもある。次は何を使おうか,どんなペンを合わせようかと考えるのが楽しい。
 といっても,これはもう決めているんですけど。

2014年5月30日金曜日

2014.05.30 モスバーガーでノートを開く快感 2

● ほんのときたまだけど,朝,モスに寄れることがある。モスのモーニングセット,320円。ありがたいですな。普段は朝食抜き。でも,こういうときは食べてしまう。朝食抜き派にはちょうどいい量だ。
 それよりも,320円でモスの椅子とテーブルを使えることがありがたい。ダイスキンとPreppyを取りだして,埒もないことを数行,書いてみる。

● こんな早い時間から働いているスタッフ。学生アルバイトだろうか。自分が学生だった頃は,こうした業態の店はなかったんだけど(はるか昔だからね),この時間帯に働くなんて思いもしなかったな。
 アルバイトの動機は知らないけれど,たいしたものです。

● で,唐突なんだけど,高級って何だろうと考えた。モスは高級だろうか。ファストフード店がなぜ高級なんだ?ってか。
 高級というのはイコール高級感であって,サービスを受ける側との関係において成りたつものだろう。その関係から超越したところに,高級が実体として屹立するってことはないものだと思う。

● こうしたサービスにおける高級感は,つまるところは人が創りだす。投入したマンパワーの質量で決まる。必要十分な数のスタッフがいて,そのスタッフが洗練されていることが,高級の中身になる。お店の内装だとか調度品だとかは,たぶん二の次。
 そのマンパワー,量はともかく,問題は質だ。よく練れていて,キビキビしていて,勉強している人によるサービスが,すなわち高級。

● サービスの受け手としては,スタッフの質にどこまで耐えられるか。耐性が低いと,高級を慇懃無礼と感じてしまうかもしれない。高級は受け手を選ぶだろう。
 この点でいうと,日本人より欧米人の方が,総じて耐性は高いかもしれない。人を召し使うことに抵抗がないからだと思っているんですけどね。やつら,奴隷を使った歴史を持っているし,今でも厳然とした階級社会に住んでいるし。

● ぼくらはどうしたって遠慮しちゃうでしょ。自分でやろうとしちゃうでしょ。
 すなわち,高級に対する耐性が低い。耐性が低いと足元を見られるだろうな,たぶん。
 たとえば,香港のペニンシュラホテルのサービスを存分に楽しめる日本人は皆無に近いんじゃないかと思う。なにがしかの不満を持って帰国する日本人旅行者が多いはずだと推測する

● ここで自分を振り返ると,ほぼ耐性なしと判断しますね。つまり,モスのマニュアルサービスがちょうどいい。ほどよい高級感(?)になる。

● でね,あのマニュアルなんだけど,アルバイトでも即実行できて,ともかく不快感を与えない。よくできてますな。
 マニュアルに拠るときは,徹底的にマニュアルに添った方がいい。アドリブ無用。

2014年5月27日火曜日

2014.05.27 Preppy,絶好調 2

● Preppyが手放せなくなっている。書いてるって感じがする。適度の抵抗感がいい。筆記具を変えることは現時点では考えられない。
 使い始めてしばらくはインクの出が悪くて,ちょっとどうなのよと思ったりもしたんだけど,使っているうちにグングン改善。今はパーフェクトの状態。
 この立ちあがりの悪さというのは万年筆の宿命なんですか。

● 今までPreppy以外の万年筆を使ったことがないってことはない。高いの安いの,いくつかは使ってきた。ずっと昔のことなので比較も難しいんだけど,高いのと比べてPreppyの書き味が劣るとは思えない。
 高いのを使っているときは,インクもれのような書き味以前の問題に悩まされた。それが万年筆から遠ざかった一因でもある。Preppyはその問題が皆無。

● ペン先以外の素材はプラスチック。でも,さほどにチープ感ただようという感じでもない。スケルトンで中の構造が見えていることが効いているかもしれない。

● 2本買ったので,当面,買い足す必要はないけれども,まさか生産中止とかないだろうな。「Imported by PLATINUM」と表示されているから,生産は中国あたりでやっているんだろうか。
 ま,どこで生産しているかなんてのはどうでもいいんだけど。

● ネットの記事によれば,「年間300万本の売り上げを目指す」とあるんだけど,どの程度売れているんだろう。「プラチナ万年筆が発売した万年筆の総年間売り上げ本数が21万本だというから」その10倍は売れている?
 メーカーとすればPreppy本体で儲けることは考えていないだろう。カートリッジで儲ける。カートリッジの売上が10倍になれば,こりゃすごい。がんがん儲けて欲しいぞ。

2014年5月26日月曜日

2014.05.26 コクヨの測量野帳

● 「STATIONERY no.10」(えい出版社 2014.04.30発行)の巻頭を飾っているのは,コクヨの測量野帳。
 測量野帳にはレベル,トランシット,スケッチの3種類があって,前二者は文字どおりの測量用。一般人が使うとすれば,3mm方眼のスケッチになりますな。
 野外で使うのを想定しているから,当然,しっかりしたハードカバー。中紙は40枚。価格は180円(実売価格は150円くらいか)。長く変わらないデザイン。

● はるかな昔,1回だけ使ったことがあるのを思いだした。当時はメモをとるなんてことはまったくしなかったから,薄いこのノートを使い切るのに数年かかった。
 で,数年たってもビクともしない堅牢さ。

● 「STATIONERY no.10」では,この測量野帳のユーザーとして,某大学の先生が登場している。使用済みの測量野帳を積みあげた様はなかなか恰好いい。真の智者はモレスキンとかじゃなくこちらを使うものだよ,と訴えてくるかのような。
 紙質も製本もかなりよさげ。チャラチャラしたところがなく,質実剛健な感じ。知る人ぞ知る名品なのかも。

2014年5月22日木曜日

2014.05.22 A6ダイスキンはずっとない

● 宇都宮駅前のララスクエア4階にあるダイソーは,宇都宮に行くたびに覗いている。A6ダイスキンはぜんぜん入荷されませんね(B6も減った分の補充はされていない)。
 ぼくはごっそりと在庫があるからいいんだけど。

● ダイソーさん,A6ノートは「ペン差しカバー付き」で行くのかなぁ。このノートもかなり魅力的ではあるんだけどね。百円でここまでできるのかと思わせてくれる。使用後の保存さえ考えなければ,このノートもいいですな。
 保存する際,カバーごと立てておくのはやだからね。カバーは外す。すると,ルックスに問題ありとなる。ダイスキンはそれがない。

● 小さいモノはかわいい。パソコンだってデスクトップよりノートパソコンの方が愛着がわきやすい。しかもフルサイズでテンキーまで付いているようなデカいのより,昔はサブノートと呼ばれていた小ぶりなやつがいっそう。自分の分身と思いやすいんですかねぇ。
 ノートはどうなんだろ。ノートを使うようになってまだ1年たってない。その間,A6サイズしか使ってこなかったから,比較はできないんだけど,小っちゃい方が感情移入(?)はしやすいような気がする。

2014年5月21日水曜日

2014.05.21 メモの上手なとり方

● 技術的な方法論は人それぞれだ。普通は,メモをとるのは手段だろうから,役に立つ手段になるよう工夫すればいいだけだ。その工夫の内容は,その人が置かれた環境によって千差万別のはずだ。
 まれに,メモを書くことが楽しいから,書いているという人もいるだろう。どちらかというと,ぼくはそっちの方だけど,それなら工夫も何も要らない。

● 上手なとり方というのは,ノートは見開きで使えとか,適度に空白行を入れろとか,1ページ1項目だとか,そういった方法論ではなくて,メモをとる様をちょっと問題にしたいってことなんですけど。

● 一途にメモをとるのは基本的に悪いことではないけれども,世の中にはメモをとってはいけない話もあるし,メモをとられるのを嫌う人もいる。そういうことを,こいつ,考えたことがあるんだろうかと思わせてしまってはいけない。
 それと,自分は完全に受け身ですよという印象を残してしまうこともある。言われたことはやりますけど,それメモにないから言わなかったでしょ,とあとで言われるんじゃないかと相手に思わせる可能性。
 そんなつもりはないことはわかる。わかるけれども,万が一にもそんなふうに思われたら損だ。

● メモを取っていたんじゃ間に合わないことも多いだろう。流れに乗り損なう。そこで必死こいてメモをとっていたんでは,バカっぽく見える。バカっぽく見えるのは,たいていの場合,正真正銘バカだからだ。
 怒られているのにメモをとるやつもいるね。これじゃ,怒ってる側にガソリンをかけるようなものだ。

● TPOってことかなぁ。そこを考えないといけないよな。書くのはあとにするとか,そういうあたりまえの対応をすること。
 総じて,メモをとるのに一心不乱になっていると,頭を停止させているのかと思えることが多い。成績が悪い真面目な学生のイメージ。

2014年5月18日日曜日

2014.05.18 ダイスキンの良さ

● ハードカバーノートの良さをまだわかっていないかもしれない。ダイスキンに紙片を挟むことはないから,ゴムバンドでそれがこぼれ落ちないようにすることの快感も味わう機会がない。立ってメモすることもほぼない。
 ただし,持った感じ,堅牢性,安心感。それはあるね。とにかくドッサリ在庫があるんで,使っていかないと。

● ダイスキンの良さは,何といってもその価格にある。百円という安さがもたらすメリットは計り知れない。チビチビ,ケチケチ使うっていうのを完全に払拭してくれる。ポンポンと小気味よく使うことができる。
 雑にラフに扱える。ノートに向かう際の心理的なハードルが低くなる。っていうか,ほとんどなくなる。そのように扱ってもそれをちゃんと受けとめてくれるのだから,この百円は価値が高い。

● 中紙が96枚あるというのもいい。これ以上に挟みこんだのでは,カバーが剝離する可能性が高くなってしまうだろう。
 96枚もあればけっこう書ける。それなりの期間,使い続けることができる。使っている間は前に書いたメモを見返すことがある。見返し効果はバカにならない。

● 文庫本より一回り小さい掌サイズであるのも悪くない。片手でサッと取りあげることができる。これもノートに向かう際のハードルを下げる効果がある。
 モスやスタバの小さなテーブルでも臆することなく拡げられる。邪魔にならない。機動性が高くなる。

● 以上によって,ダイスキンは使いやすい。ダイソーにはいろいろとお世話になっているけれども,その代表がダイスキン。

2014年5月17日土曜日

2014.05.17 ダイスキン&Preppyで安定

● ダイスキンにPreppyで書く。このスタイルで安定してしまった。今のところ,浮気心はわいてこない。ずっとこれでいいやと思っている。
 ところが,安定するってのは変化がなくなるということであって,あるいは試行の減少ということだから,自ずとネタが枯れてくる。

● あれやこれやとやっていると,薄味にはなってもネタは拾える。そのあれやこれがなくなるわけだから,少々辛くなる。
 かといって,ネタを拾うために安定を壊すのはアホだしね。

● 安定して落ち着いたあとに絞りだせたネタが,けっこう面白いものになるのかもしれない。外形的なネタではなく,内側から染みだしてくるようなネタ。

2014年5月14日水曜日

2014.05.14 上野駅構内の「ANGERS」

● 某日,東京に出た。用事がすんだらサッサと戻りたくなる。用がないのに東京にとどまっていたくない。根っからの田舎者。
 銀座を歩くんだったら,そのためだけに行く。表参道のお店を見たいんだったら,そのためだけに行く。ついでに何かをしてくるという発想は,東京に関してはあまりない。

● 上野駅に戻るとホッとするわけですね。ふるさとの訛りが懐かしいということは,今どきないけれども,東京駅や品川駅に比べれば,明らかに雰囲気は鄙びている。その鄙びた感じが心地いい。
 で,上野駅のエキナカは覗いてくるわけです。必ず覗くのが「ANGERS」。文具店ですな。本店は京都にあるんですね。

● 由緒正しい文具たちがゆったりめに陳列されている。万年筆,ノート,手帳,などなど。ペンホルダークリップのような小物もある。
 こういうのを見ると,何でもかんでも百円ショップで間に合わせてはいけないかもなと思うわけです。由緒正しさの列に自分も加わらなければ。

● といって,ここで何かを買ったことはまだない。覗き見るだけの客だ。安さを購入基準にする度合いが強いんですね。このあたりは育ちの問題かもしれないなぁ。

2014年5月13日火曜日

2014.05.13 安価に貴族の楽しみを

● スタバやモスでノートを開いて何事かを書きこむのは,なかなか楽しい。書いてどうするというんじゃない。こういう場所でノートを開いて何か書くという行為,それじたいが楽しい。週に一度,こういう時間を持つのは,貴族の楽しみ(?)だと思う。
 喫茶店に入りびたっていた,はるか大昔の学生時代を思いだす。大学の4年間はそっくりそのまま貴族の時代だったな。喫茶店でノートを開くことはなったけど。
 ちなみに,ワタクシ,その喫茶店のマスターから旗本退屈男と呼ばれてましたよ。

● ノートはダイスキンだし,ペンはPreppyだから,貴族の楽しみを味わうのに要する費用はわずかだ。問題は喫茶代の方。消費税もあがったしね。
 こちらからすれば,喫茶代はテーブルと椅子の使用料であって,コーヒーとかチーズバーガーとかスコーンとかの味や品質を問題にする気はない。
 でね,スタバやモスの料金に何の不満があるわけでもない。こういうお店が便利なところにあるから,こちらはタマの貴族の楽しみを味わうことができるわけで。

● でも,まぁ,もっと安いところはないかなぁ,と。
 まず,図書館だね。ロビーがある図書館。固くていいから椅子とテーブルがあってほしい。自販機でコーヒーを買えば,それだけで貴族の楽しみを味わうことができる。
 問題は休日の図書館はうるさいこと。乳幼児の泣き声とかも聞こえてくるからね。学習室からあぶれたお子さまたちが,そのテーブルで勉強らしきことをしているのも難だな。勉強なら静かにやればいいものを,友だちと喋ってる時間の方がずっと長いものな。

● 今どきの図書館の中には立派なのがあるよねぇ。売店もあってね。たぶんレンジで温めるだけのやつなんだけど,カレーとかパスタも食べられる。
 カップラーメンも売ってて,お湯を注いでくれる。実際,食べてる人もいるからね。主力のお客さんは女子の中高生ですな。
 で,こういうところなら,缶コーヒーで貴族の楽しみを味わえる。泣き声は聞こえてこない。けっこう穴場。
 ただし,その図書館,わが家からちょっと遠いのが難。結局,スタバやモスに舞い戻ることになる。

● ハードカバーのダイスキンといえども,机かテーブルはあった方がいい。公園のベンチじゃダメだ。どっかにないかなぁ。タダに近い値段で貴族気分を味わえるとこ。心ばえが貴族とは真逆だけどさ,こういう発想って。
 家じゃダメなんだよね。自分の家だととてもじゃないけどダメ。

2014年5月11日日曜日

2014.05.11 メモをとる習慣

● メモなんかとらなくても憶えていることが自分にとって重要なことなのだ,忘れるのは忘れてもさしつかえないから忘れるのだ,という意見がある。間然したところがない。潔さも感じる。スマートだ。なるほどと思う。
 若いときはそうでも,年をとるとそうはいかなくなるよ,という話も聞く。年をとると書いとかないとダメだね,と。

● ぼく,まだ記憶力が衰えたとは感じていない。もとから衰えていたからかもしれないんだけど。
 ただ,ぼくの経験則によれば,メモはとった方がいいと思う。備忘のためだけでなく,頭を空っぽにしておくためだ。憶えておくべきことの断片を頭においておかないためだ。
 そういうことをしなければならないことを,記憶力が衰えたというのかもしれないですな。

● そうだとすると,40歳を過ぎても上のような意見を持っている人は,よほど凄い人か,相当な大馬鹿かどちらかだ。
 よほど凄い人というのはめったにいないものだから,たいていの場合は後者だろう。

● その大馬鹿が上司であれ先輩であれ,そこまでの馬鹿にかかずらっていられるほど,君の人生,長くはないはずだ。
 ここが大事なところだ。馬鹿は治らないのだ。馬鹿には関わらないことが肝心だ。

● 君のメモの仕方は上手だとは思えない。あるいはスマートではない。ではどうしたら上手にメモをとれるようになるか。
 メモをたくさんとること以外に方法はない。方法論から入ってはいけない。万人に有効な方法論などないと思っていた方がいい。

● 実地にメモをとることの中からしか,方法論は浮きでてこない。最初から人に訊いたり,“上手なメモのとり方”といった本を読んでもダメだ。書き手の方法論に自分を適応させようとしてしまいがちになるからだ。
 同時にメタ認知というか,自分のメモのとり方を点検する姿勢を持っていないといけない。その過程でハウツー本を読むのはいいだろう。その書き手のやり方に自分を適応させようという姿勢一辺倒にならずにすむだろうから。

● そうしたことをしながら,とにかくメモを続けること。そうすると,だんだん上手くスマートになっていくだろう。君自身の方法が洗練されていくだろう。
 せっかくメモをとるという習慣を持っているのだから,それを捨ててしまうのはもったいないと思う。

2014年5月10日土曜日

2014.05.10 電子辞書のこと

● デジタルガジェットには昔からけっこう興味があった方だと思う。だけども,いわゆる電子書籍と電子辞書には関心がなかった。
 電子辞書についていえば,今どき,ネットにWikipediaがある。これでいいじゃないかと思っていた。わからない語彙があればネットで検索をかければそれですむ。それに,スマホにも辞書コンテンツが最初から入っているのがある。
 わざわざ電子辞書単体を買ってもしょうがないんじゃないかなぁ,と。スマホひとつで何でも済ませられるよっていうのがスマートじゃん,と。

● 探していた言葉の周辺も眼に入ることの効果も大きいかなぁと思う。それには紙の辞書がいい。だから,国語辞典は紙のものを買って職場に置いてある。
 時々は使っている。辞書は引くんじゃなくて読むことがあってもいいと思う。

● なので,宇都宮のヨドバシにはしばしば行くんだけど(見るだけで買わない客),電子辞書のところだけは素通りしてた。
 ところが,魔がさしたのか何なのか,カタログを集めてきたんですよ。驚きましたよ。CASIOのXD-U18000。ブリタニカのほかに,ナショナル・ジオグラフィックの「科学大事典」と「大世界史」が収録されている。ほかにも呆れるほどのリファレンスブックが詰めこまれているんですね(たぶん,大半は使わないだろうけど)。
 ヒキが強いですよ,これ。図書館が掌に載ったようなもんじゃないですか。

● しかも。語学の学習にも使えますな。NHKのラジオ英会話講座の1年分の放送とテキストが8,000円で追加インストールできるなんて知りませんでしたよ。SDカードに保存できるのもいい。普通にテキスト買って,ラジオ放送を自分で録音するより,ずっといいんじゃないですか。って,ぼくはやらないだろうなぁ。
 各国語に特化した機種もあるけれども,そこまで行かずとも,汎用機(?)でかなりやれる。

● インターネットのサイトをあれこれ見るより,電子辞書をいじってる方が面白いかもしれないと思えてきた。これだけコンテンツが詰まっていれば,飽きることもなさそうだ。
 単三乾電池2本でかなりもつようだから,その点も安心だ。

● ひとつ,気になるのは,パソコンに接続してパソコンから使うことはできるんだろうか。って,できないっぽいですね。
 とはいえ,パソコンにインストールした辞書はほとんど使わないで終わったからなぁ。パソコンだったからだと思いたいんだけど。持ち歩けるガジェットならけっこう使うんじゃないか(使わないか)。

● 全文表示モードがないとか,けっこう使いづらいとか,ググるといろいろ言われているんだけど。
 XD-U18000,Amazonでは45,000円。

● パソコン接続をとるなら,SIIのDF-X10001。こちらは50,000円くらいですか。乾電池駆動じゃないのが気持ち残念だけど。平凡社の百科事典が入っているのがポイントらしい。

● どうしようかなぁ。どっちか買おうかなぁ。でも,収録されている辞書の大半は使わないだろうなぁ。

2014年5月8日木曜日

2014.05.08 「些細」と「かすか」をキャプチャーする

● 些細な発見,かすかに自分の気持ちにひっかかってきたことをキャプチャーする道具として,ノートとペンは申し分ない。たぶん,これ以上の道具はないと思う。
 「些細」や「かすか」は長く記憶にとどまってくれない。だから,あとでまとめて書くことはできない。小さいノートとペンをいつも携行していること。

● あとは,書くという行為が持つ面倒くささを跨げること。そうした「些細」や「かすか」をノートに固定できると気持ちがいい。その気持ちよさが,面倒くささを跨ぐ動機にもなってくれる。
 ピンポイントで狙ってはずさないというわけにはいかないから,ムダなこともたくさん書かなければならないけど。

● 携行するにもダイスキンは恰好のものだ。できるなら,頭で思ったことが何もしなくても紙になって出てくればいい。そうなればノートもペンも持たなくてすむのに。
 でも,そういうことになると,しょうもないことばかり書かれた紙が吐きだされてくるだろうな。ぼくなんか,上司や友人の悪口ばかりが吐きだされてきそうだ。
 それもうっとうしいから,自分の脳でスクリーニングをかけて,それを通過したものだけ,面倒でも手書きするのが,やはり一番なのだろう。

2014年5月7日水曜日

2014.05.07 Preppy,絶好調

● 使うほどにPreppyが良くなってきたんですけど。カスれることはほぼ皆無になった。筆圧もかけなくてよくなってきた。かすかなひっかき感は残されている。なかなかいい感じ。

● こうなった理由はひとつしかないわけで,インクの出がスムーズになったこと。その分,文字もきもち太めになってきてるんだけど,これは仕方がない。不都合はぜんぜんないし。

● これならば,紙は選ばないでしょうね。どんな紙でもいい。裏抜けするような薄いのはダメだけど。ダイスキンはまったく問題なし。この組合せ,いよいよいいぞと思えてきた。

● 200円でこれってすごいわ,とあらためて思った次第です。

2014年5月4日日曜日

2014.05.04 アナログの方がたくさん書ける

● パソコンやスマホは人並みに便利に使っている。ネットがなかった頃に比べると,口座振込や各種チケットの購入が本当に楽になった。慣れてしまうとそれがあたりまえになって,ネット以前が記憶から脱落しがちになるけれど,とんでもなく便利になっているのは間違いない。
 株なんかやっている人は,さらに実感するだろう。取引手数料も安くなったし。

● そうではあるんだけど,パソコンやスマホを使って自分がやりたかったことは,字を書くことだったのだと思う。こうしてそれをノートとペンに託すようになると,パソコンやスマホに対する興味が薄れていくのを感じるから。
 たとえば,つい最近までスマホをノートパソコン化することを考えたりしてた。スマホは単体では入力マシンとしてはほぼ使えない。短いメール程度は何とかなるとしても,あとは閲覧専用だ。外付けキーボードがあれば,これを打破できるかもしれない。ま,そんなことをあれこれと。
 が,そういうことに気がいかなくなった。ポメラも関心の対象からはずれた。

● そういったものを整えたとしても,今ほどに「書く」ってことをするだろうか。ノートとペンを使うから,これだけ書いている。それがいいことなのかそうでもないのか,そこはよくわからないけど。

2014年5月3日土曜日

2014.05.03 使ったことはないんだけど,モレスキンについて

● ネットでもダイスキンの評判はかなりいい。「スマート文具サミット」なる記事でも,モレスキン製品のバラツキを批判して,製品管理はダイスキンの方が優れているとの意見があった。

● モレスキンはマーケティングが巧い。ピカソやゴッホやヘミングウェイも使っていたノートだっていう伝説を,いうなら捏造した。
 ゴッホが生きていたときにモレスキンはなかったろうし,モレスキンの創業者がゴッホやピカソの知り合いで,彼らが実際に使っていたノートを見たとも思えないし,ピカソとゴッホとヘミングウェイが同じノートを使っていたとも考えにくいんだけどね。
 でも,それが広く流布して,大いなる広告効果を発揮している(と思われる)。広告費をかけなくても,それが一人歩きを始めてくれた。巧いものだ。

● してみると,モレスキンユーザーはメーカーの策略にまんまとはめられた馬鹿者の集団か。まさかそんなことはないだろう。それがメーカーの戦略であることくらいはわかっているはずだ。
 それでもなお,あまりに高価なモレスキンを使っているのはなぜなのか。

● 高価だから使っている? モレスキンが300円で買えたら使わない? 案外,そんなものかもしれない。
 昔,化粧品を値下げしたら売れなくなったなんていう話を,大人たちがしているのを聞いた。都市伝説なのか何なのかわからないけれども,そんな話がけっこうあったね。
 高いから売れるというのは,ものによってはあるような気がするね。

2014年5月2日金曜日

2014.05.02 ノートの書き方は無手勝流

● ノートに何を書くか,どう書くか。何でも書け,書きたいことを書け,どういうふうに書いてもいい,というのが答えでしょうね。
 ここのところは,いろんな人がいろんなことを言っている。書籍もたくさん出ているし,雑誌の特集もしばしば組まれる。そういうものを読むのが嫌いではないので,ちょっと困るんだけど,いろいろ言いやすい分野なんだと思う。
 わずかな経験で語ることができる。専門知識は要らない。パクリも許される。誰でも語れる。語りやすい。

● 方法論はあとからできてくる。とにかくまず書いてみること。書いているうちに,スタイルは勝手にできてくるものだ。
 で,できたスタイルを時々は壊してみる必要があるんでしょうね。じつは,ここが難しい。壊すことにこだわりすぎてもいけないし。

● おまえはどう書いているのかと問われれば(問われないだろうけど),見開き2ページをユニットにしています,左が仕事がらみ・右がプライベートと一応分けているんだけどあまりこだわっていません,図やイラストは書きません,文字だけです,しかも文章の形にしています,キーワードだけをメモすることはまずありません,といった答えになりますかね。
 この分野でまず読むべきは,岡田斗司夫『あなたを天才にするスマートノート』(文藝春秋)だと思ってるんだけど,(数日前にも書きましたが)そのとおりにはできないし,やるつもりもない。

2014年5月1日木曜日

2014.05.01 記憶にとどめる筆記具

● キーボードよりも手書きの方が記憶に残るといわれることがあるけれど,手書きでもゲルボールペンで書くより,万年筆で書く方が記憶に残るかもしれない。
 スラスラヌルヌルと書けてしまうよりも,引っ掻いているように書く万年筆の方が。つまり,多少書きづらい筆記具で書いた方が。

● 万年筆を手にしたときの方が,書くべきことが浮かんできやすいような気もしている。もちろん,錯覚かもしれない(たぶん,錯覚だろう)。
 ボールペンよりも万年筆を手にしたときの方が,書く構えを作りやすいということもある。さあ,書くぞ,っていう。たとえ200円のPreppyであっても。