書名 はじめての万年筆とインクの本
著者 mizutama
発行所 エクスナレッジ
発行年月日 2023.08.19
価格(税別) 1,680円
たとえば,線にグラデーションをどうつけるか,といったことが解説されている。
● mizutama さんの本とあれば,そうだと思って買う人がほとんどだろうけど。万年筆とインクについて知識を得ようと思ってこの本を買いました,という人はまさかいないだろうけど。
主には「書く」道具について書いてます。手帳,ノート,筆記具,パソコンなどの話題がメインになると思います。といっても,パソコンや文房具のマニアではありません。この分野について知るところはあまりありません。 ごくあたりまえに属することを,試行錯誤ともいえない程度に試しています。
アメリカでは,赤は精神的に生徒の負担になるということで,採点に使うのを避ける傾向が出てきている。(p22)
ボールペンは,1945年にニューヨークのデパートで新発売されたとき1本12ドル50セント(今の日本円換算でだいたい3万円ほど)もした(p22)
ボールペンは,毎年,世界で約480億本が生産され,その8割が中国で生産されているということだ。(p23)
世界で最も高価なペンは,1916年創業のイタリアのペンメーカー,ティルバルディの黒ダイヤモンドで飾られたゴージャスな万年筆,「FulgorNocturnus」で,上海のオークションで落札された価格は,なんと800万ドル,日本円にして11億円余り!(p23)
最近の中高生の人たちは,100均の文房具を「安いから」じゃなくて,「かわいいから」で選んでいるという。(p25)
(百均では)キャラノートに関しては,きちんと版権を取っている。(中略)版権ものに関してはその100均もかなり積極的に展開を進めている(p25)